- Amazon.co.jp ・マンガ (201ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594021375
感想・レビュー・書評
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男のひとり飯。だから気取ったものを食うわけではない。腹ペコと、ちょっとの好奇心で、ふらっと入った店で供される飯と対峙する主人公の、「うえ、なんだこれ」とか「これこれこれですよ」とかの独白がたまらなく面白く、にんまりと共感できること請け合い。
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ドラマの印象が濃いが、原作が良い、渋い、カッコよく、笑える!
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まさかこんな人気が出るとは、買った当時は思わなかった。テレビ番組にまでなるなんて。
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気になっていた作品の一つ。いつもお腹を減らしている中で、店をひとり探していく。気ままに店に入るため、食べたいものがあってもないことがよくある。しかし、食べだしたらとても美味しそうに食べる。こういう感じで気ままにご飯を食べるのがなんか羨ましい。しかし、店主にアームロックをかける名シーンを見れただけでもうれしい。
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原作者の久住昌之については『食の軍師』で知っていたが、ドラマのSeason2開始前に周囲でプッシュされていたのを機にドラマを観て、先にドラマにハマりました。
原作マンガである本作と読み比べて感じたのは、ドラマよりも本作の方が繊細だということでした。
ドラマのSeason2はほぼテンプレ化された展開で、料理そのもののおいしさもさることながら、料理を美味そうに食べる松重豊にウェイトが置かれています。これに対し、本作では食事に対する主人公のこだわりやポリシー・美学といったものに重きが置かれています。そういう意味では、原作の方は少し『食の軍師』寄りと言えるかもしれません。
原作とドラマ、それぞれの味わいと面白さがあるので、両方楽しむのがオススメです。
(※新装版には追加のエピソードとインタビューが載っているので、そちらをオススメします) -
ドラマ版を観て、原作がどんなだろうと思い、読んでみた。
ドラマ版とは違い、90年代後半の少し懐かしい時代。主人公の井之頭五郎はどちらかというと付き合いにくいタイプ。酒は飲まず、斜に構えながら、自分の失敗は認めたくない。どこにでもいそうだが、今実在してても、スマホで料理の写真を撮ってツイッターでつぶやいたりしないだろう。むしろそういう人たちを冷ややかに眺めやり、自分の注文した料理の組み合わせを反省しながらひっそりと「それにしても食べ過ぎた」などと独り言をしていそうだ。
盛り上がりはないが、淡々と食事のシーンが続くが、いつのまにかその世界に引き込まれる。そして、やはりご飯が食べたくなるのである。 -
実際に読んだのは文庫版.一人飯に対する開き直りっぷりが最高.
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ナンシー関の本を図書館に探しに行った際に、これも見つけて借りてきました。1997年10月30日 初版第1刷発行 となってます。
読んでる時も、読んだ後も、感動!涙が止まらない!とか無いんですが、
後からなんかの拍子に思い出すことが多くなる。と感じたマンガです。 -
インフルエンザで高熱の中
何も食べられない自分が病床で思い出していたのが
クキクキと噛み切る『硬くてまるで道ばたの雑草のような』ニオイの強いほうれん草。
うんうんと唸りながらそればかりをグルグルと頭の中で思い巡らし
数日後、やっと食べたときの美味しさたるや。 -
個人で輸入雑貨の貿易商をしている男が、仕事の都合で訪れた先々で一人、飯を食べるとうだけの漫画。大人向けのしぶい漫画だけど、まったりした雰囲気が好きな人向けかな。実在のお店や料理なのかは分からないけど、料理について、絵とコメントで詳細に描かれていて分かりやすかった。料理についてだけではなく、お店や他のお客、お店のある地域の雰囲気等、食べるまでの楽しさや、初めて訪れる緊張感も味わえる。コンビニフーズ、デパート屋上のお店、公園にある食事処等、少しマニアックな内容なのも面白かった。地味にまた読みたくなる。