- Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594031473
感想・レビュー・書評
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8冊プラス1冊
入手して切り崩すように読んでいる2冊目
1999年の作品
発表年順に読むつもりが、重ねてある順番に手に取ったので一つ飛ばし(「幸運は誰に?」)で読む。
「下ネタ+環境問題」と言うテーマは貫いてる。
今回はカエルが多いことから「トード島」と呼ばれているところに橋の建設、またそれに便乗した施設建設を進めている知事、ロビイスト、開発業者(麻薬密売業者あがり)と、それに反対する環境活動家、研究員、ロビイストの妻、犬、
反対派を消すために雇われた殺し屋などが入り乱れる。
「珍獣遊園地」では、テーマパークの元従業員でジャーナリストの男が、徐々に、過激な攻撃を仕掛けていたが、活動家の男は冒頭からかなり過激
海外のニュースで時々見かける
「なんでこんなことに?」
「度のすぎた奴もいるのね」って感じの輩が大量に登場する。
・開発業者はバービー人形依存症
・殺し屋は911への通報を録音したモノにクラシックをつけて編集したテープを聴く趣味
・活動家の元カノは二重人格のガンマニア 等、狂人や汚い言葉にげんなりさせられる。
原題は「sick puppy」
狂った若造(環境活動家?)
病んだ犬(ロビイストの犬は病んでた)
でも、出てくる人の殆どがなんらかに病んでて狂ってた。
アメリカの闇ってことなのか?
そんなのをなかなか詰め込んでるせいで
なんともダラダラとラジオを聴いてるような読み心地
一人称を名前で表記し、さらに繰り返しでも「彼」「彼女」と言う言葉を使わず、名前を書いてるせいで長ったらしく感じる。(意図的?)
怪人スキンクも登場、知事の補佐官が彼の過去を調べている場面があり、私も今回の「カール・ハイアセン読み漁り」の中でスキンクの過去を知るのが楽しみの一つなので、なんだか自分と重なった。
なんかわからんが「つまらない話」をダラダラ読むのを楽しみ始めてる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
トード島の騒動〈上〉 (扶桑社ミステリー)
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<07/2/2読了>この著者は初読。トニー・ケンリックのノリだな。面白いが上下二巻てのはさすがに多すぎないか。上巻終盤からやや中だるみ傾向あり。