NGO世界一周! (扶桑社新書)

著者 :
  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594065218

作品紹介・あらすじ

19歳で陸路を世界一周した高卒の法律家の物語。毎年1校、世界に学校を建てる新たな旅が始まった。

感想・レビュー・書評

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  • 国際協力についての筆者のエッセイです。
    少し物足りない感じはしましたが部分的には面白かった。

  • 司法書士の阿部亮?あっ〜ラジオで流れている19歳で世界一周したが売りの司法書士新宿事務所の人かと思いこの本を手に取ってみた。思い込んだら突っ走っしてしまう性格のようで、その勢いで世界を旅行し、色んなことを感じたみたい。自分の学生時代の貧乏旅行を思いだし懐かしさを覚えてしまった。中盤から本のタイトルにあるようにNGO・NPOのリーダー達の紹介があり、後半は震災の現状と思い、そして活動について書かれていた。とにかく熱い思いが綴られていて、その行動力が凄い!まずは自分が出来るボランティアや活動を少しずつ初めて継続することが必要。そのためには自己満足が大事だと。まず何から始めようかな〜。

  • NGOについて知れたと同時に、その国々のことについても知ることができた

    だからなんだと、論点の中心が分からない気もするが…

    また読むときが来るだろう

  • 世界一周の旅行記からNGOのボランティア活動についてまで自然な流れでわかりやすく書かれている。
    かものはしプロジェクト、国境なき医師団、さいたまユネスコ協会、海塾、花咲き村のリーダーへのインタビューはとても具体的な内容にまで踏み込んでいるから読み込んでしまう。
    福島の現状と必要なことも書かれており何を自分はすべきなのかがわかる。

  • 本作の著者をご存じの方はいるだろうか。阿部亮。日本の司法書士であり、ラジオ番組メインパーソナリティという二足のわらじをもつ。

    世の中には様々な世界一周本が存在する。その中でも一線を画すのが本書。それは、タイトルにあるとおり”NGO”が関係している点にある。ただし、世界一周にNGOと関わっていたということでなく、世界一周を終えて日本に帰ってきた時、世界一周した国や場所へ恩返しするときに、NGOやNPO、その他団体と協力するという意味。

    彼の帰国後の活動は、主に支援金を送ること。そして、カタチに残すことを考えて学校を毎年1校立てているとのこと。今までわたしも海外にいろいろ行ってきて、この想いまで達していなかった。彼のようにわたしには何ができるだろうか。これは一生の命題として考えていきたい。そして、彼のように行動していきたい。

    最近読む方々は、幼少期に大変苦労して現在の財を作り上げた方が多いように感じる。自分と比較するというのも滑稽で無意味であるが、その点において自分は情けないというか全力で向かった記憶がない。なにがしたいか?どういう人生を送り(贈り)たいか?それが明確でないからであるからだろう。ただし、この本を読むと、頭でっかちにならず、まずは行動して道(未知)を開くのが重要であると訴えているように感じた。今年の目標は行動することを念頭に置いていろいろ挑戦していきたい。

  • 世界一周をした筆者が、海外で学校を立てたり、日本の三宅島の噴火や東日本大震災でのボランティア活動の様子が書かれている。また、NGOやNPO、行政の担当者などとのインタビューを通じて、現場での課題を浮き彫りにしている。本のタイトルが「NGO世界一周!」なので、海外の支援現場に関する本かと思ったが、中身は3分の1くらいは国内のことだった。

  • 面白かった。
    ボランティアには大して興味ないけど発展途上の国に学校作るのとかは楽しそう。
    こういうことに気づくためにも世界一周してみたいな。

    ストーリー
    高卒の司法書士が発展途上国の子供達のために始めたこととは……

    司法書士を務める著者は、なぜ世界の子供達のために学校を建設するに至ったのか?
    19歳の世界一周から震災後の東北まで…劇的な体験が高卒の若者をボランティアに駆り立てた!

  • 前半は著者の学生時代の旅行体験記、そして著者のNGOへ対する取り組み、後半は他のNGO・NPOで活躍している方へのインタビュー、東日本大震災の被災地のレポートという構成。
    そのため、話がとぎれとぎれになっている感は否めない。
    とくに、旅行体験記は読み応えがあるものの、この本のテーマや趣旨を考えるとボリュームが多すぎるかも。
    そうはいっても著者の実体験や行動から語られる社会貢献・ボランティアの実例には感服。日本では「ボランティア」を「偽善」と見られがちな側面をしっかりととらえ「それで構わない、キレイごとでもいいから実現すべし」との姿勢には唸らされた。
    無理せず、できるところから、ちょっとした意識の持ち方を変えることが第一歩なのだろう。

  • 二度の世界一周旅行を経て司法書士となった著者が、自身の経験を踏まえ、ボランティアや寄付行為、NGO等の参加を呼び掛ける…ざっと言えばこのような内容。

    惜しむらくは、構成が途切れてしまっていることか。
    特に世界一周の下りは「きっかけ」の紹介としては良いと思うが、ややくどく感じた。

    しかし、後半の東日本大震災でのボランティア活動の章は非常に良かった。
    「被災地のニーズを知った上で行動すること」「自らのできる範囲で無理をせず行動すること」、そして「被災地は未だに助けを求めていること」。
    ボランティアや寄付行為を難しく考えるべきではないという筆者の主張には強く共感した。

    大震災をきっかけにボランティア意識が高まっている昨今。
    まずはこのような「先輩」の意見を取り入れて、行動すると良いのでは。
    本書はその助けになるだろうし、私も本書内で紹介されていた「ふるさと納税」をやってみたいと思う

  • 本のタイトルって非常に重要ですよね。 この本を購入したのもタイトルのおかげです。 

    さて、19歳で世界一周した筆者。現在は司法書士等で活躍しています。
    思うところはたくさんある本でした。 
    個人的な意見も交えてコメントします! 

    まず、筆者は旅を終えて『世界を旅した時、毎日毎日、現地の人々に助けられ、その度に「ありがとう」という感謝の気持ちで胸がいっぱいでした。』
    というコメントをしています。 

    とても素晴らしいし、素敵なことだと思います。
    しかし、私は旅を終えてもこのような気持ちにはあまりなっていない。
    それは、感受性の差かもしれないし、体験の差かもしれないし、自分の方向性の違いかもしれない。 筆者は上記の事を感じ、想いを行動に移しました。今の自分との違いです。 

    僕も1年放浪しました。決して無駄ではなかったです。が、次の行動に生かされていない。そう思うからこその「後悔」が次の放浪へと駆り立てるのかもしれないです。 

    この本を読んで僕も将来、「ボランティア的な行動をしよう!」とかは思っていません。ただ、「旅に出て終わり」だけは絶対なりたくない。点で終わりたくない。何とか線につないで面にしたい。 

    旅をするという「行動」はしているけれどその次の「行動」ができていない。
    批判等を受けてもいいので次のステップを踏みこもう。 

    そう感じながら読みました。

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著者プロフィール

1942年 中国斉斉哈爾(チチハル)に生まれる。
宇都宮大学農学部農芸化学科卒業
農林水産省北海道農業試験場家畜導入研究室長
農林水産省畜産試験場飼料鑑定研究室長
農林水産省畜産試験場企画科長
農林水産省畜産試験場栄養部長を経て
日本大学生物資源科学部教授
現在は畜産・飼料調査所・御影庵主宰
著書に『乳牛の栄養飼料の基礎固め』デイリージャパン、2005年
『日本酪農への提言』筑波書房、2009年
ほか多数

「2016年 『日本の食をとりまく社会と人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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