- Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594066628
感想・レビュー・書評
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倉持満著。
この人の本も初トライ。
基本的に歴史認識を改めましょうって本。
・そもそもアメリカの歴史は200年もない。
・アメリカの建国者は偉い訳でも何でもない、リンカーンも、ケネディも、クリントンも実は結構なダメな大統領。
・第2次世界大戦の勝者はロシア。
ってな感じ。
アメリカの戦力は破壊力はすごいが、占有力がないってのは結構面白い言葉だった。
読みながら、うおうお…大丈夫かなと作者を心配したくなる本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白い読み物ですが、事実関係と筆者の推測についてはしっかり切り分けて読みましょう。
ペリーの黒船の件に関しては日本側の記録と合わせても、ほぼ事実といえます。 -
日米近現代史を知り、向き合うことで正しい歴史認識を、という趣旨の本。読みやすく、切り口もおもしろく、すらすら読めた。
ペリー来航のこと、マッカーサーのこと、いろんなことが自分の持っている印象や知識と違っていて驚いた。思ってたより、自分の知識は偏ってるんだなあと思った。もっと歴史のことを知りたくなる本でした。 -
明治期の大日本帝国は最強だった、心地よい記載です。
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憲法と政治と歴史の専門家である「憲政史家」として、反日マスゴミや売国政治家・さらにはネット左翼の面々をフルボッコし続ける倉山氏の著書・「嘘だらけシリーズ」の第一弾。17世紀初頭に清教徒を乗せてイギリスから新大陸に渡ったメイフラワー号の乗員たちを「アメリカ大陸へ流されたイギリス人の落ちこぼれ」と称し、奴隷制の廃止を公約に掲げて大統領となったリンカーンによる正義のための南北戦争は、「極悪人のリンカーンが引き起こした侵略戦争」と断罪、さらには日本の敗戦後に占領政策を進めたGHQを「落ちこぼれの吹き溜まり」と斬り捨てる。これまで常識とされていた日米の歴史を軽妙なタッチで破壊しまくるその手法は、上から目線なのになぜか小気味が良くてけっこう笑える。
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KM2g
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アメリカの外交、戦争や人物を単純化されて軽く学べるのが良い点なのだが、陰謀論や裏付けの浅い点が難点。
著者がいうより、アメリカは賢いと思うのだが。 -
読み直し。やはり面白い。
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こっちの日米も、通説はこうで事実はこうで読みやすい。ただし、今となっては「アメリカは大戦における敗戦国」というのは逆に通説になりつつある気もしないでもない。
あとこうして日米関係を通して読んでいくと、民主党政権の破壊力の凄まじさがよくわかった。よく持ったな日米関係。 -
読みやすくて面白い。本当に史実かどうかは別として。
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言いたいことを代弁してもらえて、色々スッキリした。
戦前、日本に対してハルノートで「満州事変以前の状態に戻せ」と言うことは、アメリカに対して「大王カメハメにハワイを返せ」「アメリカ国土を先住民へ返せ」と言うここと同じ、という主張は尤もだ。
高々百数十年の歴史しか無い国に、少なくとも千三百年以上の歴史ある我が日本が、とやかく言われる筋合いは無い。 -
オバマ時代に書かれた本。面白い。同著者のトランプ本もあったらいいのにと思った。
日本に対する提言も現実的具体的で同意。まずは正しい歴史認識から。 -
著者が既存の米国史に一石を投じた一冊。
多少右寄りと感じるものの、色々と目から鱗の記述があった。 -
30年戦争 ヨーロッパがカトリックとプロテスタントに別れて戦争
1620 メイフラワー号 ヨーロッパの落ちこぼれがアメリカへ
イギリスの紐付支援で開拓 13植民地
1763 英国 7年戦争に勝利 世界の覇権国になる
アメリカ大陸でもフランスやオランダを叩き出す
防衛費を現地負担 ボストン茶会事件
1775 アメリカの独立戦争 落ちこぼれがフランスの後ろ盾で英国と戦争
アメリカ ゲリラ戦連戦連敗 ただ英国の補給をフランスが邪魔しなんとかなった
1783 パリ講和条約でアメリカ独立 ジョージ・ワシントン
1814 アメリカ 英領カナダに侵略 返り討ちにあう 1814 大統領官邸まで攻めこまれて焼き討ち 焼けただれた官邸を白く塗ってごまかしたのでホワイトハウス
明治期の桂太郎はルーズベルトに何をいわれても無視していた
リンカーン 英パーマストンに理不尽に脅されて、泣き寝入りする国だった
ペリーのころの五大国 英仏ロ墺普
大国とはその国の意見を聞かなければ国際社会の合意が成立しない国
ヨーロッパ クリミア戦争の真っ最中
漁夫の利を得ようとしてアメリカ 日本に開国せまる
コモドアペリー コモドア 准将 海軍はなく艦隊があるのみ 幕府 アメリカには上陸展開能力がないと見抜いていた
開国 ロシア、英国でなく小国のアメリカにした
日露戦争 五大国は利害関係があり、それのないアメリカに仲介を頼んだ
駐米公使高平小太郎の開戦当初からの根回し、小村寿太郎ダメ押し
小村のハリマン提案の拒否は、政府がハリマンと対立するモルガン財閥との関係が強かったから
1907 高平ルート協定
絶頂期にこそ滅亡の原因が存在するのは歴史の教訓
石井菊次郎 当時最高の外交官 ウィルソンの動きを止める 1915ロンドン宣言へ加盟 石井ランシング協定 アジア太平洋の日本の国益をすべて認めさせた
1921ワシントン会議 同一条件で戦えば日本が勝つという前提で交渉している このころアメリカが覇権国家になる
日本の国連復帰 アメリカがハンガリーでのソ連の行為を容認する代わりに認めてもらった
岸信介と池田勇人は対米協調を基軸としつつ、アメリカ以外の自由主義諸国との同盟を積極的に推し進め、成功した戦後ただ二人の首相
三木内閣 良質の保守政治家が結集 福田篤泰、松野頼三、早川宗
田中角栄 自分の権力を誇示するために、重要なポストにあえて無能な人物を据えるという悪い癖があった
オバマにとって、日本はすでに国際地図から消えた国 -
動画を見まくっていたくららなので
内容は半分知ってました -
リンカーンは極悪人、ウィルソンは狂人。ペリーを鼻であしらっていた江戸幕府。アメリカを怯えさせた大日本帝国…。日米近現代史の真実を具体的に解き明かしつつ、正しい歴史認識を提示する。
第1章 捏造だらけのアメリカ建国神話―1775~1865
第2章 知られざる日米の蜜月―1839~1908
第3章 世界大戦の勝者はソ連だった―1908~1945
第4章 敗者としてのアメリカ―1945~1960
第5章 冷戦期の“お利口さん”―1960~1990
第6章 アメリカよ、世界を返せ!―1991~2011 -
アメリカはバカ
アメリカはへたれ
だけどやるときはやる。
面白かった。なるほど、こんな視点で読み解いていけば見方が変わる。
ただ、これが解釈なのか解説なのか判らない。新書のせいか、出典とかそう言ったものが全く判らず、ただのトンデモさんが思い込みを振り回しているのと、読んだだけではよく判らないところがある。
どちらにしろそういうことを検証することを、歴史修正主義、といってしまう風潮は、気持ち悪い。