- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594068684
感想・レビュー・書評
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5月新着
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近藤医師の本と併読すると実態が分かり易いかも…
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「医療否定」をした近藤誠さん(ガン放置治療などで有名)を否定しているのですが、どちらかというとこの著者の方も医療の問題点をこの本でも他の本でも取り上げられています。私にはお二人の立場は近いと感じましたが…
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開業医の先生が、多くの診療をおこなってきた実体験をもとに書かれています。
この点は、論文データをもとにして書かれた近藤先生の本とはことなります。
経験が理論よりもまさることもしばしばありますのでどちらが正しいという判断にはなりません。
近藤先生の本のことを極論であり、一部真実を語っているが明らかに真実と異なるところがあると指摘しています。
http://ameblo.jp/nancli/entry-11799485691.html -
「医療否定本」がなぜ面白いかというと、常識だと思っていたようなことが嘘だと切り捨てるからである。それが蔓延してくると、今度は「医療否定本否定本」が現れる。いいぞ、もっとやれ! ただ、この本は医療否定本、もっというと近藤誠さん(の実名も出している)の本へのカウンターとしてはもうひとつ弱い。なぜなら、医療否定本のターゲットはごく一部の人だ、とし、実際にはそれが当てはまらない人が多い、即ちターゲットが広くなる分浅くなって、どうしても伸ばしてならされたような感じになってしまうからだ。
さて、そんななかでも気になったのは、近藤さんは放射線科だから内視鏡検査の経験も少なくて、特定のケースしか見ていないのではないか、がんとがんもどきの狭間にはグラデーションがあるよ、というあたり。もっともです。ただ、よいかかりつけ医を見つけろ、というのが問題解決の大部分に見えるのだけど、健康体の場合はそもそも医師との接点がないので、かかりつけ医探しって難しいよなあ、ハシゴとか立ち読みとか出来ないしなあ、と。そうなると、常識を切り捨てるような意見が目について、振り出しに戻る。 -
こちらの方が的を得てる気がする
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開業医の家庭医として、地域の患者さんのために医療で貢献しているDrが否定的な医療本への警鐘をつづっている。
私立有名K大学のK講師の唱える、がん治療を真っ向否定する姿勢に対し、正しい情報と事実をわかりやすい表現で文章化しているすばらしい本である。
K講師は、化学療法は死を早め自分の専門である放射線療法のみが唯一正しいがん治療という理念のもとにマスコミに訴えている。一方的な論調に対し、的確に反論している長尾Drに敬意を表したい。