裏切りのダイヤモンド 下 (扶桑社ロマンス)

  • 扶桑社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (459ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594073565

感想・レビュー・書評

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  • 故郷でやっと自分を取り戻し始めたシェルビー。
    夫リチャードにまつわる新事実が次々と明るみに出る中、グリフとの絆も深めつつあった。



    ヒーローのグリフ、いいね。
    子供とうまく接することができる人って、やっぱりヒーローの外せない条件のひとつだよね。
    だけど、シェルビーがグリフとの距離を取り始めたときに見せたグリフの態度は、切なかったなー。
    もうちょっとシェルビーに優しくしてほしかったな。
    自分と照らし合わせると、シェルビーの夫だったリチャードのような男との生活って、簡単に拭い去れないと思うんだよね。
    頭では自分が悪いわけじゃないとか、過去のことだって判っていても、心がそれについていかない事ってあるんだよね。
    グリフが言ったことは正しかったけど、正しいことって言った方は正義の人になるけど、言われた方は悪者になるでしょ。
    正しいこと良いっぱなしで、シェルビーの言い分も聞かずに去られたら、残されたのは悪者の自分だけだもんね。
    精神的虐待を受けた生活を送ってたのはグリフじゃないから、そこはもうちょい辛抱強く見守ってあげてほしかったな。

    それと、シェルビーの兄は保安官代理だし、グリフだっておバカじゃないのに、誰も一度としてリチャードが「生きているのでは?」と疑いもしないのはどうかと思った。
    リチャードは生まれてきてからずっと詐欺を働いてきて、どこに真実があるかも解らないような嘘つきなのに、どうして「自らの死を偽装したのでは?」と考える人がいないのだ。
    それは犯人が解ったときのどんでん返し的なサプライズを狙ったんだろうけど、読者はそれに騙されるかなー?
    それなら、死体も偽装してほしかったわ。
    それくらいやってほしかった。
    つか、ノーラの作品で、他にもなかったっけ?
    事故死したと思ってた夫が、実は嘘つきのろくでなしで何かお宝(だか隠し遺産?)だかなんだかを残してて、それを取りにまた妻の元へ戻ってくる…みたいな話。
    まぁ、面白かったからいいか。

    ☆は4つ。

  • やっぱりリチャードは生きてるよねぇ。

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著者プロフィール

Nora Roberts
ノーラ・ロバーツ
1981年『アデリアはいま』(サンリオ文庫)でデビューするやいなや、一躍ベストセラー作家に。86年にアメリカ・ロマンス作家協会初の名誉殿堂入り。2007年には〈タイム誌が選ぶアーティスト&エンターテイナー100人〉の第7位に選ばれている。ロバーツ名義のほか、J.D.ロブ名義では〈イブ&ローク〉シリーズを発表。これまで刊行したタイトルは200点に達し、全世界で累計4億部を超える売上を記録。「ロマンスの女王」として今も世界中のファンを魅了している。

「2023年 『カクテルグラスに愛を添えて (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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