苦しみの中でも幸せは見つかる 改訂版

著者 :
  • 扶桑社
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本棚登録 : 36
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594076634

作品紹介・あらすじ

「NHKプロフェッショナル」「NHKスペシャル」等で話題!!
30万部の『今日が人生最後の日だと思って生きなさい』シリーズの原点!
今、この苦しみから抜け出したいあなたに贈ります。

限られた“いのち”を生きるホスピス病棟で、「究極の苦しみ」と向き合うホスピス医だからこそ伝えたい、「苦しみ」を和らげる人間関係のあり方について説いた一冊です。
なぜ自分だけこんなに苦しまなくてはならないのか。1年間に2万人以上が自殺する時代、苦しみを持たない人はいません。人やものの大切さを表す表現に「価値」という言葉があります。多くの人は、役に立つから生きていて良いと考えています。しかし、病気やケガなどで健康でなくなると、役に立つという価値観では、自分の存在を支えることはできなくなります。役に立たない、何もできない私であったとしても、存在して良いと思えるためには、どのようなことが求められるのか。
友人、知人、夫婦、親兄弟、教師・生徒、上司・部下、学校・仕事関係……。
すべての「苦しみ」は人間関係を見直すことで改善されます。

復刻を望まれる方々のご要望に応え、13年前に出版されたものに、新たに加筆修正し、
このたび改訂版として出版いたします。


【もくじ】
第一章 苦しんでいる人の前で私たちにできること
第二章 限られた“いのち”から見えてくる人間という存在
第三章 自分の苦しみをわかってもらうために
第四章 医師である私の生きる道

感想・レビュー・書評

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  • ふと読み直したくなって再読。
    ホスピス医である著者だからこその言葉が、すっと心に入ってくる。
    自分ではどうすることもできない「スピリチュアルな苦しみ」と向き合う人に、どう寄り添っていけばいいのかヒントをもらえた気がする。
    自分の置かれた状況のせいか、同じ本でも以前とは違う読後感。優しい力をもらった。

  • 490

  • そもそも何が苦しみになるのか? 苦しみとどのように向き合えば良いのか? 丁寧に説明されている。

    病気になったらもちろんそうだけど、健康な体を持っていたって苦しみは生まれる。
    そしてそれは自分だけの力で克服するのは難しい。

    自分の理解者との関係を通して、苦しさは半分、幸せは2倍に感じられるのが理想かもしれない。

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著者プロフィール

小澤竹俊
1963年東京生まれ。87年東京慈恵会医科大学医学部医学科卒業。
91年山形大学大学院医学研究科医学専攻博士課程修了。救命救急センター、農村医療に従事した後、94年より横浜甦生病院ホスピス病棟に務め、病棟長となる。
2006年めぐみ在宅クリニックを開院。これまでに3800人以上の患者さんを看取ってきた。
医療者や介護士の人材育成のために、2015年に一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会を設立。一人でも多くの人が、生きてきてよかったと思える最期を迎えられるよう、力を尽くしている。著書『今日が人生最後の日だと思って生きなさい』、『もしあと1年で人生が終わるとたら?』(アスコム)がベストセラーとなる。

「2022年 『あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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