韓国、ウソの代償 沈みゆく隣人と日本の選択 (扶桑社新書)

著者 :
  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594082901

作品紹介・あらすじ

韓国経済崩壊か!?日韓断交か!?
間違いだらけの、すべての俗論を斬る!
対韓国輸出規制問題、日本製品不買運動、元徴用工への賠償判決、慰安婦財団の解散、
レーダー照射問題、GSOMIA廃棄、WTO提訴、ホワイト国除外……。

文政権のあいつぐ「反日」政策も効果が出ないうえに、政権発足時の目玉であった、国内の格差解消と、北朝鮮との融和もうまくいかず、ついには国内の政権不支持率は過半数を超えました。
経済においては、サムスンの収益が同時期前年比で6割減ったことにも代表されるように、韓国からの外国資本の“脱出”が急加速。さらに日本企業も、これまでは、あまり政治・外交的な要素を交えずに対応してきましたが、徴用工問題に始まる諸々の動きを受け、韓国からの資本引き上げが始まりつつあります。悪化の一途を辿る韓国の経済状況に関して文大統領は「今は我慢の時であり、確実に韓国経済は立ち直る」との発言を繰り返すものの、具体的な論拠も示さない姿勢に国民感情も離反。
外交においては、条約を守らない上に、北朝鮮との仲介役ばかりをアピールする韓国に、世界からの信用も失墜しつつあります。
そんな中で行われた、日本による「ホワイト国除外」・・・・・・。
迷走する韓国……。そのとき日本がとるべき方策とは? そして米・中・北朝鮮は?
常にデータを重視した数量理論を展開する経済学者であり元官僚の髙橋洋一氏が、得意の理詰めの論法で説く、今後の本当のシナリオ。

【本書の内容】
序 章・・・・・・・・「反日」が暴走する韓国
第1章・・・・・・・・制裁に舵を切った日本政府
第2章・・・・・・・・日韓断交論・韓国経済崩壊の俗論を斬る
第3章・・・・・・・・間違いだらけの韓国経済政策
第4章・・・・・・・・大国に翻弄される韓国
第5章・・・・・・・・リベラル派と民主党の罪

【著者プロフィール】
髙橋洋一(たかはし・よういち)
嘉悦大学教授。1955年(昭和30年)、東京都生まれ。東京大学理学部数学科・東京大学経済学部経済学科を卒業。博士(政策研究)。1980年(昭和55年)に大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣参事官等を歴任した。第一次安倍内閣では経済政策のブレーンとして活躍。「霞が関埋蔵金」の公表や「ふるさと納税」「ねんきん定期便」などの政策を提案。著書に『さらば財務省!』(講談社、第17回山本七平賞受賞)、『「消費増税」は嘘ばかり』(PHP研究所)、『正しい「未来予測」のための武器になる数学アタマのつくり方』(マガジンハウス)、『朝鮮半島 終焉の舞台裏』『未来年表 人口減少危機論のウソ』(ともに扶桑社)など多数。

感想・レビュー・書評

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  • 韓中の話題になると感情論的になったり、右翼左翼とカテゴライズしがちですが、高橋洋一さんは統計に詳しいだけあり、データに基づく持論を展開されています。
    また、過去の歴史的なバックグラウンドも丁寧に拾い上げていて、現在に至る経緯の学習になりました。

  • 高橋洋一さん大学教授
    第一安倍政権では経済政策のブレーンとして活躍「霞ヶ関埋蔵金」や「ふるさと納税」や「ねんきん定期便」の政策を提案。第17回山本七平賞受賞。

  • 経済学者・高橋洋一による朝鮮半島の動向を描いた一冊。

    単なる反韓、嫌韓ではなく、今後の韓国情勢を憂いた上で、日本がどういう選択が必要なのかを提言しており、非常に勉強になった。

  • キチンとデータで示す高橋さん、
    一方的に韓国をコケにする俗論はキチンと論破し、韓国の良いところもキチンと説明、
    毎度毎度切れ味鋭く、さすがです!

    最低賃金の引き上げは、5.5%から失業率を引いた水準が適正!

    慰安婦像はウィーン条約違反!即刻撤去!

  • 県立図書館から借りて読んだ。

  • 単純にニュースを見たり聞いたりしても見えない部分をこの本では説明してくれている。
    それだけ世界情勢については、例え隣国と言えども背景を知らないと正しい理解につながらないのだ。
    もちろん本書を読んだだけでは足りないだろうし、反対意見も咀嚼して、総合的に自分の頭で解釈するしかない。
    そういう意味ではまずは情報を取得し、知識を増やすことは最低限必要なスキルなのだろう。
    「日本人は隣国のことをよく理解していない」というのは自分自身への反省だ。
    これは韓国に留まらず、中国・台湾・ロシア・北朝鮮に対してだって同様だ。
    アンテナを張り、考える力を養わなければと、今の年齢になっても感じてしまう。
    (そもそもあまり興味を持ってなかったというのが一番の原因だ)
    韓国について言えば、やはり複雑な歴史背景、地政学としての背景を理解して、どうやって今後付き合っていくべきを慎重に考えながら進めるべきだ。
    これは個人の生き方としても同じだと思う。
    韓国の芸能や食は確かに好きな人も多いだろう。
    クオリティが高い面もあるし、そのことを否定しようとは思わない。
    しかしながら、日本のように、日本人のように、韓国も同じことを考えているかというと、そこは違った見方をしなければいけない。
    自分よりも全体の調和を大事にするのが日本の特長だ。
    お天道様が見ているから、悪いことをしないという道徳心があるのも日本人の特長だ。
    これらの考えは、残念ながら国際社会では一切通用しない。
    特に韓国・中国・北朝鮮には全く通用しないと思った方がいい。
    こんな単純なことなのに、「話せば分かる」といまだに思っている日本人が多い事も事実だ。
    そもそも根本的な価値観が異なるのだから、話しても分からないのだ。
    そういう前提で、どうやって分からず屋と付き合っていくかを賢く考える方が大切なのだ。
    実生活の場合、引っ越してお隣さんが面倒だった場合は、また引っ越しすることも可能かもしれない。
    しかし実際は費用面も考えるとすぐには引越しができないだろう。
    日本と韓国の関係はつまり離れられない関係なのだ。
    海があるとは言え、このお隣さん関係は当分変わらない。
    上手に付き合うしかないが、過度に仲良くなろうとせず「断絶はせずとも近づかない」が上手くいくのではないだろうか。
    先方が干渉してきても、上手にかわす。対峙しても反抗しても良い事は何もない。
    しかしながら何も反論しないでいると、相手に付け込まれる。
    その辺の微妙なバランスで、相手をけん制しながら自国の有利のために動くしかない。
    ここにも戦略論が出てくるが、だからこそ現在の状況がどういう場面なのか。
    相手の情報を正確につかむために勉強をするしかないのである。
    (2021/6/8)

  • 高橋 洋一先生著

  • 反日が暴走する「嘘つき」国家。

    日本がこれまでのようにただ頭を下げるだけで無くなってきたので、その嘘が世界中に暴露され、より発狂中。

    その代償として、国際社会から相手にされなくなってきている。

    そんなところか。

    同様の論を展開する本は沢山あるし、実感としてそうだと思うが、高橋先生の数字を基にした理路整然とした論は一味違う。逆に怖い。

    一方で一章を割いて、韓国と断交すべきとかの俗論を、はやり冷静に批判する。

    この人を、ネトウヨとかファシストとかいう人がいるってのも信じられないが。

    結論は非韓三原則、「助けない、教えない、関わらない」で締める。

  • ドッキドキしちゃうよ・

  • 韓国はカントリーリスクが高い。

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著者プロフィール

嘉悦大学教授、株式会社政策工房代表取締役会長。1955年東京都生まれ。都立小石川高校(現・都立小石川中等教育学校)を経て、東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年に大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、内閣参事官(首相官邸)などを歴任。小泉内閣・第1次安倍内閣ではブレーンとして活躍。2008年に退官。その後、2020年10月から2021年5月まで内閣官房参与を務める。著書に、第17回山本七平賞を受賞した『さらば財務省! 官僚すべてを敵にした男の告白』(講談社)のほか、近著に『「経済オンチ」が日本を破壊する 間違いだけの「ド文系」経済政策』(清談社Publico)、『岸田政権の新しい資本主義で無理心中させられる日本経済』(宝島社)、『理系思考入門 経済ニュース、増税、政治家の無策…基礎がわかればもう騙されない!』(PHP研究所)、『データから真実と未来を見抜け! プーチンショック後の世界と日本』(徳間書店)、『岸田政権のウソを一発で見抜く! 日本の大正解』(ビジネス社)、『財務省、偽りの代償 国家財政は破綻しない』(扶桑社新書)などがある。

「2022年 『「外交オンチ」が日本経済を破壊する!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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