税をむさぼる人々 (扶桑社新書)

著者 :
  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594086831

作品紹介・あらすじ

第1章 むさぼられる第二の税金=年金
若い女性と再婚したら「美味しい」年金/ビジネスマンの共働きは損/在職老齢年金で損をするのはサラリーマンだけ/金をむしり取られ続けるだけの厚生年金…
第2章 モラルなき税金泥棒=国会議員
仕事をしない、できない国会議員/「議員立法」という名こそ「日本の恥」/働く英米仏の国会議員/諸悪の根源「内閣法制局」/「政党公布金」という名の集団泥棒…
第3章 ゴマすりが命=行政マン
現業の高すぎる給料を是正した橋下市政/是正された都道府県、放置されたままの市役所/「モラル」が昇進の邪魔になる行政マン/意思決定を有しない行政マンたち…
第4章 消費税と社会保障のウソ
自営業者への「ボーナス」として導入された消費税/財界による増税要求/貧しい人からより多く取る消費税/消費税還付は大企業をうるおわせ、中小企業を潰していった…
第5章 どうして生き延びるか
年金は保険に立ち戻れ/保険に「家族手当」は不要/保険料なしの保険などありえない…

感想・レビュー・書評

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  • 2023.05.13
    公務員を考える若者必読の部分あり。87ページから120ページ。特に82ページから92ページだけでいいです。この部分はダメになる。若者にとっては。このことをわきまえたうえで公務員を考えてほしい。ほんとに。
    公務員27年目の管理職として痛切に「そうだなー」と思うからです。この部分を読んで自分の今までのモヤモヤが言語化されました。
    この「事実」をわきまえて公務員にならないと自分も国民も不幸にするから。
    この部分を20歳くらいまでには読みたかった!

    とはいえ本書全部をその通りとうのみにするのも危険。「新書」はまゆにつばつけながら、少しためになることを得るために読むものだと思っております。

  • ●年金は保険で福祉ではない。ところが年金が福祉であるかのように騙し、年金に「加給年金」と言う名の家族手当をつけました。65歳になるまでもらえ続けられるので、結婚相手が若ければ若いほどお得。
    ●在職老齢年金と第3号被保険者は廃止すべき。
    ●厚生年金は障害年金3級でも年金が出ますが、国民年金は1級と2級しか出ません。
    ●自営業の共働きには最悪の老後が待っています。
    ●三権分立において、政府は法律を実行する行政機関に過ぎません。ところが日本の法律の原案は、政府が作って国会に提出するのが「普通」で、国会議員のメインの仕事は、賛成・反対と手をあげる事でした。
    ●アメリカ大統領選は運動基金と言うものがあり、税金で賄われる。有権者が所得税を納める時に、基金に3ドル割り当てるかどうか自分で決めるシステム。
    ●フランスは政党助成金のみで企業献金は全面禁止。男女同数の候補を擁立しない場合に、交付金が減額されると言う規制。

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著者プロフィール

教育評論家。中央教育文化研究所代表。元東京都職員。1995~2005年まで、都内公立学校に出向経験がある。著書に、『いじめの構造』『日教組』『戦後教育で失われたもの』『誰が「道徳」を殺すのか』(以上、新潮新書)、『なぜ日本の教育は間違うのか』『自治労の正体』『左翼老人』『売国保守』『税をむさぼる人々』『左翼商売』(以上、扶桑社新書)、『校内犯罪(いじめ)からわが子を守る法』(育鵬社)など。

「2022年 『左翼の害悪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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