ハニオ日記 I 2016-2017

著者 :
  • 扶桑社
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本棚登録 : 550
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594087883

作品紹介・あらすじ

女優石田ゆり子が5年間に
渡って点描し続けた
日々の記録。
彼女と動物たちの「なんでもない」毎日。

「日々は続いていく。悲しみも喜びも飲み込んで。
そして今日も朝日は昇るのです」

この本で著者が伝えたかったことは、この言葉に尽きる。

「ハニオ日記」は石田ゆり子が2016年から始めたインスタ
グラムに投稿してきた日々の記録を全3巻にわたりまとめたものです。
ハニオというのは彼女が共に暮らす複数の猫たちの中の一匹である、茶トラの牡猫の名前
です。ハニオの視点から世の中をシュールに見つめた「ハニオ日記」はハッシュタグをつけ
てインスタグラムの中で連載され、多くのファンの心を掴み続けています。(現在も連載中)
「ハニオ日記」というタイトルはそのハッシュタグのみならず石田ゆり子の世界観を代弁
している言葉なのです。著者である石田が本書の中で描きたかったのは目に見えない「時間」
というもの。

「誰にでも平等に流れていく時間というものを描く術は、日々の些細なことを正直に綴っ
ていくしか方法がないのです。わたしが文章を書くのが好きなのは一瞬一瞬の積み重ねだ
けが時間を描き出す手段だと信じているからなのです(著者)」
人間ひとりと「毛だらけの彼ら」との5年間の記録は膨大な量の写真と膨大な量の正直で独
特な文章で綴られています。どこから開いても楽しめる作りになっており、老若男女全ての
皆さんにお勧めしたい。
「どうぞあなたの本棚に末長く置いてあげてください(著者)」。


●石田ゆり子コメント

5年間の日々の記録をまとめたらびっくりするほどの量になり
自分でも驚いています。
この本のテーマは「時間」。
悲しいことも嬉しいことも全てを飲み込んで続いていく
目に見えない「時間」を捕まえたくてわたしはいつも文章を書いています。
(でも時間は絶対に捕まえられない!)
この本は
小さな小さな日々の記録の積み重ねによって形になりました。
私を取り巻く全ての人と愛おしい「毛だらけの彼ら」たちに
心からの感謝と愛をこめて。
そして
この本の印税を全て、
保護犬、保護猫たちのために使うことを決めています。
このことが、私がこの本を作る一番の動機でした。
私と彼らの日々が、保護犬、保護猫たちを少しでも支えるのであれば
こんなに幸せなことはありません。

あなたの本棚に末長く置いていただけますように。

2021年 5月1日 石田ゆり子

感想・レビュー・書評

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  • 何と3冊も出ているんだ!

    石田ゆり子「ハニオ日記」がベスト3を独占 ハニタビシールが付いた過去のエッセイにも再注目 | ニュース | Book Bang(2021年6月19日)
    https://www.bookbang.jp/article/689427

    『ハニオ日記 I 2016-2017』|感想・レビュー - 読書メーター
    https://bookmeter.com/books/18002811

    ハニオ日記 I 2016-2017|書籍詳細|扶桑社
    https://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594087883

  • とにかく癒される(*´꒳`*)
    石田ゆり子さんの空気感、とても好き。
    文章も写真も、優しくて、優しさが溢れてこちらまで伝わってくる感じ。心がじわっと、うるっと。
    「ビスク」の箇所では涙が…

    図書館でだいぶ待って借りた本だけど、購入したくなった。続きも楽しみ。

  • いつもインスタで見ているゆりごろう王国
    動物はみんな優しくて生きること死ぬこと全てのことにまっすぐだなと思わされます。
    それぐらい純粋に真っ直ぐに生きれたらいいなあ
    人間って細かいことに振り回されて疲れるけど、動物といるとそーゆー人間界のゴタゴタもどーでも良いことに思えて不思議
    石田ゆり子さんの可愛らしい感性と言葉も大好き

  • ハニ坊とタビ兄ちゃんの小さい頃がひたすら可愛い!雪ちゃんはもちろん、ビスク先輩も登場します。

    石田ゆり子さんの仕事について、動物たちとの向き合い方、SNSとの付き合い方等々…本当に素敵だと思うのです。

  • はにちゃんたちを可愛くて愛おしくてしかたなく思う気持ちがひしひしと伝わる日記

    ゴールデン家族にしたいなあ〜

    おかーさんって書き方かわいい。

    眉間を寄せないこと。
    眉間を開いた状態で後ろ向きなことは言えない。
    愚痴知らずになりたい。

  • ハニオを初め5匹の猫とゴールデンレトリバーの雪ちゃん、ゆり子さんのブログが好きすぎて、発売と同時に即購入。青い箱も買うことができました♪

    写真はもちろんハニオのコメントとゆり子さんの愛溢れる暮らしとインテリアなど癒しが満載です。

    印税は、「保護犬保護猫活動に使う」ことに賛同したことはもちろんです。

    青い箱に3冊を収め、プチプチでくるみ、日焼けしないように紙袋に入れて、心癒したい時にそーっと開きます。そんな本です。

  • ただただ 癒されるし ありがたい

  • 買うつもりはなかったのですが、印税はすべて保護猫、保護犬たちのために使われるということを知り、購入しました。

    癒しです。
    時々パラパラ眺めて癒されたいです。

  • 石田ゆり子さんと動物たちの日々、なんでもない日常ー。
    の、はじまりの一冊。

    なんでもない日常と聞けば、なんでもないんだな、なんて思いがちだけれど、なんでもない時間を重ねて続けていけるのは、とても幸せなことだな、と気づかせてくれる本。

    可愛さと、ひたむきさと、優しさと、愛おしさがつまっている。読んでいるとほっこり、和んでしまう。
    じんわりと、あたたかい気持ちになる。
    時には、可笑しくて笑ってしまう。
    愛する者との別れ、旅立ちの話は泣きながら読んだ。
    そして日常は、続いていく。

    次の巻も楽しみ。本当に、楽しみ。

  • とてもよい。私も猫を飼い始めて、猫初心者なんだけど色んな共通する思いを読めて安心したり楽しくなったり。
    うちの猫はハニ坊にそっくり!

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著者プロフィール

石田 ゆり子(訳)
1969年10月3日生まれ。東京出身。女優。

「2021年 『『海のむこうで』BOXセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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