- Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594092412
作品紹介・あらすじ
『オックスフォード連続殺人』に続くアルゼンチン発の傑作本格ミステリー碩学の名探偵セルダム教授、再臨。ルイス・キャロルの喪われた日記をめぐる奇怪きわまる死の連鎖の謎に挑む!スペイン最高の文学賞、ナダール賞を受賞。「私」はアルゼンチンから来たオックスフォード大学の給費留学生。2年目の課題として筆跡に関するプログラムの開発に取り組むなか、旧知の数学者セルダム教授から秘密の依頼を受ける。ルイス・キャロルの喪われた日記にまつわる、新出の書類の筆跡鑑定をしてくれというのだ。ルイス・キャロル同胞団内部に蠢く不穏な空気を破ってやがて幕を開ける悲劇。アリスと数理数列に彩られた知の迷宮に挑むセルダムの叡智が見出した真実とは。アルゼンチン発、本格ミステリーの新地平!(解説・三門優祐)
感想・レビュー・書評
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読み始めてからわかった、シリーズ2作目だったー!
でも問題なく楽しめた(1作目の人間関係ネタバレにはなってしまったんだろうけど)。
展開の予想がつかず、まさにワンダーランド。
好みの終着点だったなぁ…悲しい話だけども。
続けられそうな終わり方だったので、続編をちょっと期待しつつ、1作目もそのうち読みたいな。 -
アルゼンチンからの留学生がオックスフォード大学の教授と共に連続殺人事件を解決すると言うシリーズもの。前回も苦労しながら読んだが、ガッチリ数学系のは私には難解過ぎるんだな、とわかった。ずっと一人称で語られる長文や、やたらに出てくる蘊蓄と、(カッコ内でその説明がされる)も物語に素直に集中出来なかった。
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初めての作家さん。
書店にて目に留まり、購入。
アリス好きには是非読んでもらいたい。
キャロルに対する評価も気になるけれど、やはりミステリーなのでトリックや動機も気になるところ。
アリスに関する真実とオリジナルがうまく融合していて、面白い。
シリーズ2作目らしいが、これだけ読んでも楽しめます。
かくゆう私がそうです。
アルゼンチンからの留学生はうまく名前が伏せられている。
どんな名前なのか気になります。
気が多く、美人の女の子達のあいだでふらふらしているサマは青春そのもの。
事件の真相は悲しいけれど。