最高のがん治療、最低のがん治療~日本で横行するエセ医学に騙されるな!~ (扶桑社新書)

著者 :
  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594092672

作品紹介・あらすじ

抗がん剤は悪者なの?
手術せずに放置した方がいい?
放射線治療なら切らずに治せる?
緩和ケアは最後の手段?
モルヒネで中毒にならない?
先進医療は夢の治療法?
食事でがんは消える?
etc.

外科医と腫瘍内科医の2つの専門性を有する気鋭のがん治療専門医が、
患者や家族を惑わせるエセ医学・詐欺的医療・インチキ情報を一刀両断!
自身ががんになったとき、愛する家族や友人ががんにかかったとき、
賢く主治医を選び、賢く情報を選択して、賢い患者になるための必読書。
臨床の最前線で20年以上にわたり患者と向き合ってきたからこそ伝えたい、
最善の治療を選ぶための医学リテラシーをまとめた1冊です。

本書の構成
第1章 そもそもがんとは何ですか?
第2章 手術でがんは治せますか?
第3章 抗がん剤は何のために使うのですか?
第4章 放射線治療で切らずに治せますか?
第5章 緩和ケアは最後の手段なのですか?
第6章 先進医療は優れた治療なのですか?
第7章 民間のがん治療クリニックは信頼できますか?
第8章 がん難民にならないためにどうしたらよいですか?

※本書は2016年に刊行した『大場先生、がん治療の本当の話を教えてください』(小社刊)を大幅に加筆・修正して新書化したものです。

感想・レビュー・書評

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  • 現在の癌治療について専門知識を分かりやすく砕いて書かれた本

    医療系に進んでいる人にしてみれば、当たり前という印象はあった。
    恐らく、癌と診断された患者さんが持つであろう疑問にちゃんと答えてくれているのでは、とも感じた。

    症例解説だけでなく、どのようなコミュニケーションを取ったかが入っている所が個人的にはとても勉強になった。

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  • やっぱりどうしても、自分の専門科こそ!って語り口にはなるよな、と冷めた目で眺める部分もありつつ、基本的には良心的ながん読本。

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著者プロフィール

1972年、石川県生まれ。外科医、腫瘍内科医。医学博士。
金沢大学医学部卒業。がん研有明病院等を経て、東京大学医学部附属病院肝胆膵外科助教。
2015年退職し、セカンド・オピニオン外来を主とした「東京オンコロジークリニック」を開設。
著書『がんとの賢い闘い方―「近藤誠理論」徹底批判』(新潮新書)『東大病院を辞めたから言える「がん」の話』(PHP新書)

「2016年 『脱・近藤誠理論のがん思考力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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