教授・学習過程論 新訂: 学習科学の展開

  • 放送大学教育振興会
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784595126192

感想・レビュー・書評

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  • 2079円購入2010-01-28

  • 絶版なのが惜しい。学習科学に関して、非常によくまとまった文献。

    ・話し合いにおいて、説明を通して理解が深まり、学習の継続性も生まれる。他者の存在はそうしたことに気付かせる機会を提供するだけでなく、その他者の発言自体が本人の理解をさらに深めていくヒントになる。
    ・熟達の10年ルール。1万時間のよく考えられた練習。
    ・ノーマンの学習モデル(1集積、2構成、3調整、4再構成)。1と2での協調の意味。
    ・ヴァリエーションが吟味可能な形で外化されているか、機会保証は、自分の役割は、などの条件
    ・違いが大きいと、関連づけが起きない危険性もある。
    ・「違い」を萌芽として外的な状況とうまく相互作用を繰り返しながら考えを深めていくことが、協調的な理解深化の鍵。
    ・学習者の「自ら学ぶ力」「問題可決能力」を支援する、という考え方。学習環境のデザイン。
    ・デザイン研究の4ステップ。1.学びの理解 2.教授の理解 3.技術要素の検討 4.観察、記録 5.評価
    ・評価中心の考え方には、学習者へのフィードバックの重要性が含まれている。形成的評価。
    ・テクノロジの効果、テクノロジによる効果×増幅効果、変換効果
    ・人と人の相互干渉や、その活動が周囲の道具や課題要求に制約されるという認知モデルは最近のもの。人、道具、課題。
    ・分析科学とデザイン科学
    ・実験室状況ではなく、混沌とした場面で学習をデザイン
    ・知的資源が豊富な社会的状況での学習を扱う

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