日本語リテラシー

著者 : 滝浦真人

• 放送大学教育振興会 (2016年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[snow--tさんの感想 · 2018年7月9日]

日本語で育った人を対象とした、日本語を使って「知る・読む・考える・書く」スキルを上達させるための本。
実務的・学術的な文章を書く上で必要となる、文章の裏に隠された「きまり」を学ぶことができる。

特に、日本語の特徴や、読むスキルの解説が面白かった。体系的に理論立てて、日本語の読解力向上の手立てが示されており、「子どもに読ませたい！」と切に感じた。

[tacmasiさんの感想 · 2017年2月19日]

放送大学テキスト。学業や仕事での作文技術を提供することを目的としたという。
本書での例題例文は人文系のもので占められており、数式・数値・データの扱いに対しては言及がない。これらを扱う方は、本書が冒頭で引き合いに出している木下是雄『理科系の作文技術』であるとか、結城浩『数学文章作法（基礎編/推敲編）』をはじめから参照するのが良いだろう。

著者プロフィール

滝浦真人（たきうら　まさと）　放送大学教養学部・大学院文化科学研究科　教授

「2023年 『イン／ポライトネス からまる善意と悪意』 で使われていた紹介文から引用しています。」