花を植える女 (シルエット・スペシャル・エディション 812)

著者 : ニッキ・ベンジャミン 安倍杏子

• ハーパーコリンズ・ジャパン (2000年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[こちさんの感想 · 2018年4月25日]

父親に出ていかれた経験から安定した家庭を望むヒロインと、空軍ヒーロー。
二人はヒーロー弟の婚約者として出会う。
しかし結婚式当日事故でヒーロー弟が亡くなる。
お互い罪悪感を抱えていてヒーローは4年間帰らなかったが、母の病気をきっかけにヒロインのいる故郷に戻ってくる。
物語はそこからスタート。

二人共臆病でお互いに嫌われていると思っているのでなかなか進まない。
それでも母親のマーガレットを間に少しずつ距離が縮まっていく。
このマーガレットが二人の相談役を務めたりと良いキャラをしていた。
4年間を無駄にした二人だったので（と言っても婚約者・弟を偲ぶのに必要な時間だったのかも）、ラスト綺麗に終わってよかった。