幸せの蜜の味 (ハーレクイン・イマージュ 1407)

著者 : エマ・ダーシー 片山真紀

• ハーパーコリンズ・ジャパン (2001年2月1日発売)

感想・レビュー・書評

[raraminさんの感想 · 2023年9月28日]

5人姉妹の末っ子で家族のはみ出し者だったヒロインは父の死去により6年ぶりに帰郷する。巨大な企業帝国のトップだった父の後継者となったヒーローに突然求婚されるが…。

ヒロイン父の遺言で後継者となったヒーローは、5人の娘のうちの誰かと結婚し男子をもうける必要がありヒロインを選ぶ。
とはいえ10年？前からヒロインを見てきたヒーローだし邪な気持ちではないが、心に壁があるタイプ。
ヒーロー、ヒロイン共に家族の愛に恵まれない子ども時代を過ごしたせいで共感度合いが高くて惹かれ合うのもわかるし、幸せな家庭を願ってしまう。

Bride of His Choice 1999

[本読み隊さんの感想 · 2013年4月21日]

父の葬儀に出席するため、リーは六年ぶりにシドニーに帰ってきた。一大企業帝国を支配していた父は、家の中でも権力をふるっていた。５人姉妹の末っ子で、しかも異母妹のリーは父の一番の犠牲者だった。その父が亡くなった今、残った家族と新しい関係を築けるかもしれない。だが、リーの期待は、家族の冷ややかな態度に裏切られた。そんな中、ただ一人、意外な人物がやさしく声をかけてきた。父の企業帝国の後継者、リチャードだ。彼は唐突に言った。「きみと結婚したいんだ」　リチャードの説明によれば、彼が完全な後継者になるためには、五人姉妹の一人と結婚し、男子をもうけなければならないという。でも、四人の美しい姉を差しおいて、なぜ私と？
いいえ、理由なんてどうでもいい。リーは思い切って心をきめた。彼と結婚しよう。それが冷たい家族への何よりの復讐になるはずよ！（I1407）

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