- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596223661
作品紹介・あらすじ
飛行機の墜落事故に遭ったリンは、優しかった恋人を亡くした。心身に大きな傷を負い、失意の日々を送る彼女に、スペイン系の大資産家コルデラス家から仕事の依頼が届く。「7歳のわがまま娘の、臨時家庭教師を務めてほしい」リハビリになるからと看護師に勧められ、リンは請け負った。モントレーの駅で彼女を迎えたのは、コルデラス家当主の弟リック。黒髪に見上げるほど背が高い彼は真っ青な瞳でリンを見据え、「お嬢さんは次の列車で引き返したほうがいいな」と言った。まあ、なんて失礼な人なのかしら――頬がかっと熱くなる。がらんどうだったリ
感想・レビュー・書評
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ロマンスの草分け的な作者の64年の作品。
古風な雰囲気と、情熱的なラテンの血を受け継ぐヒーローによって、アメリカのカリフォルニアが舞台とは思えない神秘的な雰囲気のトキメキ度の高いお話となっております。
乙女から大人の女性として成長するヒロインの姿が良いロマだった。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4488.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いつものドラマティックなウィンズピア
ヒーローの心情の吐露を病者しない時代の作品だけど
実はメロメロじゃない?って感じとれるところが好み -
不世出の作家ヴァイオレット・ウィンズピアの貴重な未邦訳作品も、残りわずかとなってきました。自尊心と情熱の塊のようなラテン系ヒーローのロマンスに、作家の筆がひときわ力強く走っているのを感じることができます。全世界のロマンス読者の胸を突く傑作です。