- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596332042
作品紹介・あらすじ
フランス貴族出身のエロディは無慈悲な運命に翻弄されていた。軍人である兄の上官に異国へと連行されたうえ、大切な家族を人質にとられ、ある企みに手を貸すよう強要された。やむにやまれず協力したものの、その企ては失敗し、エロディは異国に置き去りにされてしまったのだ。今は刺繍の内職で糊口をしのぐ日々。なけなしの賃金から貯えをつくり、人質となった家族と再会するために1日も早く母国へ帰りたい……。そんなある日、ウィル・ランスレイと名乗るイギリス貴族が現れた。彼は精悍な顔に怒りをみなぎらせ、不遜に言い放った!「ロンドンまで
感想・レビュー・書評
-
”ランスレイの悪党”こと”悪党同盟”の絆で結ばれた名門一族の連作。『涙のレディ』のマックスに大きな恩を感じ、尊敬している、庶子ウィルのお話です。
息子と再会し絶望するエロディが不憫ながらも、もう少しで泣けそうなのに、泣けなくて、なんだか全体的に残念。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4389.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読み応え満点のリージェンシーの書き手ジュリア・ジャスティスが“ランスレイの悪党”と呼ばれる名門一族の紳士たちのロマンスを描く連作。『涙のレディ』に続いてお届けするのは、複雑な生い立ちを背負うウィルと謎めいた美貌の刺繍師エロディの物語です。
-
3.5
「涙のレディ」でマックスを罠にかけたエロディのはなし。
エロディがなかなかの可哀想っぷり。刺繍してるの最初と最後のほうの一部だけだね?
フィリップとの再開とか辛い。しかしこっそり伯爵夫人にかけあってみるという選択肢はないの?