ずっと ずっと かぞく (ナショナル ジオグラフィック キッズ)

  • ハーパーコリンズ・ ジャパン
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596583512

作品紹介・あらすじ

ナショナル ジオグラフィック キッズ、はじまるよ!

もし 森で ばったり あったら どうする?
きみの みみには ちきゅうの こえが きこえるかい?

動物たちの命をつなぐための撮影プロジェクト「フォト・アーク」。
ナショナル ジオグラフィックの写真家がうつしたポートレートと、詩人がつむいだ言葉が、
こどもたちの心に今、物語を届ける。

ここで、たいせつな仲間たちにつぎつぎとであう。そして、ひとりひとりと見つめあう。
「いっぴき」としてではなく……自分とおなじ「ひとり」としてむきあうことになる。
――アーサー・ビナード

感想・レビュー・書評

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  • この本の意図がわからなかったら、読んでも「?」という感じだろう。動物たちが哲学っぽい、人間へのアドバイスみたいなことを言うてる・・本??
    最初はそう思っていた。でも、
    ジョエル・サートレイさんのあとがきを読んで、感想が変わった。

    あとがきより
    「ニンゲンは、この地球の生き物のなかの、たったの一種類だ。みんなの地球だし、みんなで暮らせるはずだし、みんな仲間のはずなのに、一種類にすぎないぼくらが、ほかの生き物の棲むところをうばったりこわしたりしている。仲間がものすごく少なくなっているのだ。
    ーそれが現実だというのに、ほとんどのニンゲンは気づいていないらしい。なんで気付かないのか?ニンゲンはほかの生き物たちに関心がないのか?仲間が絶滅しても平気でいられるわけ?カメラを持ち歩いているぼくはどうしたらいいのか?」
    「(動物の)ポートレートをとると、ひとりひとりのチャームポイントがよくわかる。ーしかもひとりひとりの目が、写真からぼくらに語り掛かけてくる。
    目が合えば、気持ちもつながる。
    つながれば、わくわくしてくる。
    好きになると、こんどは気付く。仲間が困っていることに。こんどは平気でとおりすぎることはできない。見て見ぬふりもできなくなる。すきな仲間のために「何かしなきゃ!」と思う。ぼくが動物のポートレートをいまもこつこつ撮り続けているのは、見つめ合って好きになるキッカケをいっぱいつくりたいからだ。」

    アーサー・ビナード
    「ジョエル・サートレイの写真を見つめていると、いつも声が響いてくる気がする。不思議に思うが、当たり前の事ともいえる。ジョエルは世界をあちこち旅して、会える動物たちにどうにか会って、シャッターを切りながら一匹一匹に耳いをすましている。だから一枚一枚に動物の言い分が宿るわけだ。ー(自然の中にいる生き物の写真ではなく、)ポートレートだから目が合った瞬間、もう相手を無視できず、ちゃんと見返すしかない。しかも動物の「一匹」としてではなく、自分に近い存在の「ひとり」として、向き合うことにある。ーひょっとしたら彼らの声を聞きとって、少し通訳できるかなぁ・・そんな無謀な希望からこの『ずっとずっとかぞく』の本作りがはじまった。」

    ここまで読むと、またじっくりと最初から、この本を眺めたくなる。一枚一枚、ゆっくりじっくりと、生き物たちと向かい合いながら。

    読み聞かせには向かないが、いい絵本だ。
    5歳~大人まで。

  • どうぶつのかわいさと、ひょうしのなまけものもかわいいです、いちばん1☆わたしがすきなどうぶつは、なまきもの&スローロリスです。きもちはるいこもいれば、かわいい♡こもいる、ふつうのこもいれば、ちょっとあったらどきっとしてこわい!こもいる。たとえきらいでもすきでもだれだろうとみんながいきている。

  • 子ども用。寄贈のために登録

  • 2019.1

  • どうぶつの写真はかわいい。ただどうぶつを擬人化するの、好きじゃないのですよね…

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著者プロフィール

写真家、著述家、教師、保護活動家。ナショナル ジオグラフィック協会のフェローであり、『ナショナル ジオグラフィック』誌にもたびたび寄稿している。生き物と生息環境を救うための四半世紀にわたるプロジェクト「フォト・アーク」を立ち上げ、撮影を続けている。ナショナル ジオグラフィック協会のほか、「オーデュボン」「ニューヨーク・タイムズ」「スミソニアン」や多くの書籍にも写真を提供。主な著書に『PHOTO ARK 動物の箱舟』『PHOTO ARK 鳥の箱舟』『ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 完全マスター ベーシック』(日経ナショナル ジオグラフィック社)『ずっと ずっと かぞく』(ハーパーコリンズ・ ジャパン)などがある。米国ネブラスカ州リンカーンの自宅で妻のキャシー、3人の子どもたちと暮らす。世界各地を旅したあと、家族の待つ家に帰るのが何よりの喜びだ。

「2020年 『PHOTO ARK 消えゆく動物』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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