肉食系女子はニセモノ草食獣においしく食べられる (ヴァニラ文庫)

著者 : 槇原まき

• ハーパーコリンズ・ ジャパン (2016年12月1日発売)

作品紹介・あらすじ

「幸せになりたい！」貧乏育ちで苦労人の鈴は、玉の輿を夢見てイケメンお金持ちの吟味に余念がない。男に振られ、目覚めた翌日。隣には裸で眠る冴えない上司・城ヶ崎の姿が！「どうですか、僕の味は。おいしいですか？」肉食系だけど実は未経験だった鈴。想定外の相手にを捧げてしまうが、鈴を気に入った城ヶ崎が猛烈に口説いてきて……!?（ヴァニラ文庫ミエル）

感想・レビュー・書評

[lovenovelsさんの感想 · 2021年5月7日]

見た目が派手で、玉の輿を夢に見る鈴。でも、城ヶ崎とのやり取りを見ると、打算で動くのは難しいのでは…？と思ってしまうほど不器用で素直。城ヶ崎のアプローチにワタワタしてるのも、楽しくて見ていたくなる。恋愛に慣れているとは言えない２人。そんな２人の不器用さや、勘違いからのすれ違いはもどかしかった。最初の印象は悪かった２人だけど、どんどん惹かれあっていくのが伝わってきて、楽しくなった。

[ひるあんどんさんの感想 · 2017年6月20日]

玉の輿を夢見る鈴は男に振られてやけ酒、目覚めると横には上司の城ケ崎がいた・・・。鈴の玉の輿願望は貧乏で苦労した生い立ちが原因。でも自分を磨いて策を弄して相手を得ようとしても、他人を貶めたりはしないのでそこは好感が持てる。城ケ崎さんと鈴の最初の一夜のことを少し城ケ崎さんが話すけど、もう少し詳しく知りたかった。全体としては飽きずに読めて面白かった。

著者プロフィール

ファンタジー小説や恋愛小説をwebにて発表。2012年「橘社長の個人秘書」にて、出版デビューに至る。

「2020年 『悪女 愛のためなら悪女にもなれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」