竜の子爵と恋のたくらみ―背徳の貴公子〈2〉 (MIRA文庫) (MIRA文庫 SJ 1-2 背徳の貴公子 2)
- ハーレクイン (2010年5月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (493ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596914156
感想・レビュー・書評
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癇癪持ちのヒーローが好きなので最初は良かったんですが、殿下との関係と、会話のやり取りがそうはとらえないでしょという方向に進むし、最後まで読めばスッキリするかとも思ったけれど、そうはならなかった。
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兄と友人ルイーザの交際を認めてもらうためにドレイカー子爵家を訪れた公爵令嬢レジーナ。
ルイーザの兄である子爵はそのそやな風貌から“ドラゴン子爵”とあだ名され、社交界に関心を持たず領地で隠遁生活を送っていた。そして何故だかレジーナの兄を毛嫌いしているらしい。
面談を断られたレジーナは子爵の書斎に押しかけ、兄とルイーザを子爵の監督下で一カ月交際させ様子を見てもらうことを提案した。
さんざん渋った末、要求をのむ対価として子爵がレジーナに示したのは自身とレジーナとの交際だった。
リージェンシーロマンス。
美女と野獣っぽいものを求めていたので満足‐
ヒロインも美人なだけ、とか完璧超人ではなく、人に知られてはいけない秘密を隠し持っていて、基本は優しいけどお目付け役にイライラしたりと欠点をもつ普通っぽいのもよかったかな‐
ヒーローは妹のために何か力になろうとしてる割に、ちょっと社交界に対しての態度がね…
庇護すべきと思っていた妹が逞しく成長していて、なんというか、笑えます。素敵な復讐だと。
ヒロインの兄がクズなのがね…それなりの対価を支払う羽目になってスッキリしました‐それも糧となって、後日譚として別作品でヒーローになってそうだけど。 -
前作に続きヒーローが野卑た言葉づかいなのががっかり…
リンダ・ハワードのアメリカ公務員系ヒーローならともかく、
リージェンシーでこれはねぇ。
熊のような髭面や怒りっぽい態度の下には、優しくて強い包容力があって、それが良かっただけに本当に残念。
「氷の美女」なヒロインも自分の弱みを隠すために強がっているだけなので、いじらしくてよかった。
ヒロイン兄×ヒーロー妹もそのうち出版されそうな感じ。
成長したヒーロー妹が未練たらたらヒーローにどんな肘鉄くらわすのか今から楽しみ♪ -
〈背徳の貴公子 2〉公爵兄の交際に気をもむ公爵令嬢ヒロイン。公爵と妹の交際に難色をしめす子爵ヒーロー。そんな2人が条件付きでお付き合いをすることに。さぁ大変だ。
前作ヒーローの異母兄で 辛い過去を持ち引きこもり生活をおくるヒーローがヒロインと知り合い 世捨て人から社交界へと復活していくさまは読んでてドキドキしたなぁ。
ヒロインが兄を信じたい気持はわかるが やっぱり彼がやった事は子爵の妹にとっては屈辱的だよ。嘘はいかんよ。種馬皇太子も怒るよ。
ヒロインの生まれ持った障害も考えさせられた。ヒーローの懐の深さも清くて好きだ。無骨で怒りっぽくて癇癪持ちのヒーローだが 根が優しくて愛すべきキャラだった。
前作よりも登場人物達の背景が見えてきて 3兄弟の関係の進展もあり面白かった。
3作目は 3兄弟の中でも謎の多い賭博場経営者で一番苦労人のような気がする彼の登場だ。