クリスマスの幸せ星 (MIRA文庫)

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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596916136

作品紹介・あらすじ

1812年――ローラ・オルティスの人生は18歳にして突如、天国から地獄に変わった。名高い会計士だったはずの父親が横領と町の人々への詐欺の罪で捕まったのだ。彼女に対する世間の態度は一変。屋敷も家財道具も奪われたローラに優しい声をかける者はなく、彼女は自身の下着までもが売られる悪夢に打ちひしがれながら、辛辣な蔑みに耐えるほかなかった。そんなローラに手を差し伸べたのは英国軍医トーマス。長身で気高き名医は、すべてを失ったローラを救うため結婚を申し込み……。3世代に渡り、ある一族の奇跡を描いた珠玉作。

感想・レビュー・書評

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  • クリスマス時期なので読んでみたが大正解。中編1作と短編2作。クリスマス間近、戦争のため家族と離れて過ごす主人公が職務にあたる中でかけがえのないパートナーを見つける。1作目は捕虜となった軍医トーマスが故郷への想いを募らせながら現地の人々を助けていくのだが、次の2作は彼の娘、孫がそれぞれ主人公となる3世代を描く構成なのも良い。トーマスの患者を分け隔てなく、献身的に医療を施す姿は次世代に立派に受け継がれており、まさに、クリスマスに読むのにふさわしい、心温まる本だった。

  • 医療に従事した三世代に渡る国際色豊かな一家の心温まるロマンス。
    読みやすい量の短編の三部作ですが、一話目は涙出ます。
    裏表紙の紹介から、ローラ視点のように感じますが、物語は英国軍医トーマスの視点で描かれます。恋に疎いながらも誠実で優しく孤独な軍医のローラへの温かい眼差し、結核で余命いくばくもない友人への献身がとても泣けるお話。
    一話目を読了した満足感は、短編とは思えない。
    まさに感無量!(お、思い出すと(TдT))
    あとの二作は、ロマンスらしいロマで、ほっこりするお話。
    是非、一読。
    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4522.html

  • 珍しいタイプの短編集ですね。
    三世代に渡ってのクリスマスラブストーリー。

  • 【クリスマス・ロマンス】3冊目。初ケリー。彼女の書くヒーローは優しいなぁ。癒やされたいときに読む作家かも。この本は3世代の話。それぞれの父親からの手紙で始まる。それは息子へ、娘へ、義理の息子へと。3作品で好きだったヒーローは誰かなぁと考えたら2作品目アメリカンヒーローでした。3作品それぞれにしんみりとするシーンがあり、ちょっと泣けたわ。クリスマスシーズンの話だけど、ツリーが出てきたのは2つ目だけか。

  • 4.8
    19世紀親子3代のものがたり。
    故郷と家族から離れて医療にたずさわるクリスマスシーズンの話なんだが、どれも嫌味なくらいいいはなし。
    ◾︎英国軍医のウェディング
    トーマスいいやつな!人間臭い描写が大変よい。
    ローラもいじらしい。いいはなし。
    ◾︎赤い髪の聖母
    ◾︎家路の果てに

  • 3世代にわたるクリスマス・ロマンス 甘いだけじゃないカーラのロマンス でも幸せ❤ 表紙は何故この選択なの?!

  • いいなあと思ったところで、ブリガムヤングの名前を出しおったなっヾ(≧□≦*)ノ バンバンバンバン!!
    ヒーローはスコットランド出身のカソリックだぞ!!

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