月の小屋

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著者 : 三砂ちづる
  • 毎日新聞社 (2008年1月31日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620107219

月の小屋の感想・レビュー・書評

  • 「そうじする人」が良かった。掃除や整理整頓が苦手だけど少し頑張ってみようかなと思えた。「小屋」は月経小屋で家事から開放されるのはいいな。若くで会ったこともない人と結婚させられる時代には嫁に行く準備も必用で大切なことなんだろうなと感じた。

  • 「母の夢、オセチアの夢」「石鹸」「逡巡、あるいは骨の記憶について」「詰めもの」「そうじする人」「小屋」
    特に「そうじする人」がよかった。

  • 女性による女性に向けた文章に少し“うっ…”となりましたが、最後まで読み終えました。エッセイのような短編集。表題作(かな?)の『小屋』はなかなか興味深かったです。

  • 忙しいとか、忙しくない、とかそういうことは別にして、時間というのは空くときには空く、つまり、空けようと思うときにはいつでも空くのだ。「どうしても時間が空けられないのですが」と断る、というのは、結局のところ、「時間を空ける気がない」ということなのだ。あたりまえだけれども。






    もしも、もしも中絶や流産をすることがあったら、絶対にまたこの本を読もう。



    糖尿病の人が使う八十キロカロリー一点表




    実話?
    先生がきいたお話、という感じ
    なんかよかった

  • 幸運なことに、私はちづるさんを知っている。JICAの仕事で彼女がブラジルにいたときに、一時帰国中、友人の家で何度か会ったことがある程度なのだが、この本を読みながら、彼女の声と笑顔を思い出すと、あたたかい気持ちがふわぁっとわいてくる。母性、という言葉はステレオタイプに過ぎるが、現実に母であっても、そうでなくても、女性がもともと持っている力をそのままに肯定し、でも人それぞれの違いもそのままに認め、うまくは運ばない人生の多事多端も受け止めて前へ進む、そんなおおらかさを感じさせる人だ。

  • なんか、素敵な本です。

    自分を生んでくれた人がいて、その人を生んだ人がいて、その人を生んだ人がまたいて…
    なんだかんだ言ってそうやって人って繋がってるんだな、と。

    死も生もそれ以上でも以下でもなく、ただそうあるもので、自分もそっと生きてきた証が、誰かの記憶の中にだけあれば良い。

    なんて思う。

  • 女性に読んでほしい作品です。エッセイかと思ってたら、フィクションでした。個人的には「そうじ」の話が印象的。

  • とってもとっても面白かった!
    面白い生き物なのだ。女って。
    この本欲しいかも。

  • おもしろかった!
    三砂先生の考え方に憧れる。
    図書館でかりてきた。

  • ノンフィクションと思って読んでいたらフィクション
    だった。女性ならではの身体と心にまつわる短編集。
    女性の身体の神秘を改めて感じる。
    最後の月経小屋の話がとても良かった。

  • 女性の人生を女性の目線から。フィクションなのが残念

  • 国際協力に励んでいた彼女が仕事ができなくなった理由
    「母の夢、オセチアの夢」
    子どもを連れてだめな夫のいるラテンアメリカから逃げてきた
    「石鹸」
    おりいって、昔の生徒から妊娠の相談を受ける
    「逡巡、あるいは骨の記憶について」
    クリスマスからお正月にかけて有給をとって段取りよく料理する
    「詰めもの」
    紙の掃除を専門とする家政婦の整頓の秘訣
    「そうじする人」
    昔の月経小屋で産婆以上のことをしていたおばあさん
    「小屋」
    イラストレーション:瀬藤優
    ブックデザイン:鈴木成一デザイン室

    ノンフィクションなのかフィクションなのか曖昧な短編集。
    最後にフィクションだと断り書きがあったけれど
    聞き書きの文体のせいかいかにもありそうな気がしてしまう。
    「そうじする人」が思うそうじの秘訣にはびっくりしました。
    私のそうじの仕方ではきっと不十分だろうなあ。

  • 女性が語る
    女の話のオムニバス


    「そうじする人」


    他人の部屋に散々する
    書類、紙の整理を専門とする女

    整理することを
    死から逆算して考える


    自分が死んだ時に、
    他の人が部屋を片付けるとしたら
    自分が大切にしてきたものが
    わかる様にしてあるといい

    自分が死んだ後
    残った家族や知り合いが
    自分のものをどうするか


    その人が死ぬと、
    その物には意味が無くなる

    だから、
    書類、紙の整理するのは、
    そうじするのは自分だけれど、
    他の人の目で片付けをする



    身内を続けて7人も見送ることで
    書類、紙の整理する女の企業秘密はうまれた

    人が死ぬのは悲しいことだけれど、
    生まれることと同様にあたりまえのこと、、、
    と思うことで死を受け入れられると語る

    生まれたからには死は必ずあると
    あらためて感じた

  • 『We』読者のHさんがブログで、大変おすすめだったので、読んでみようと借りてきた。この人の『オニババ…』本はかなり売れたはずだが、ビミョーな印象だけ残っていた。この本も、(え、小説も書くのか?)と思ったおぼえだけはあるが読んでなかったし。

    早めに布団に入り、読んでみたら、かなりおもしろかった。とくに「そうじする人」!! 紙でわやくちゃのウチにもぜひ整理にきてほしい!! するすると読めたので、カゼからの復活の気配を少し感じる。

    これがおもしろかったので、もう一つのおすすめ小説『不完全燃焼、ベビーバギー、そして暴力の萌芽について』も読んでみたい。

  • 最後のページまでいって、えっ?これフィクションだったの?、ってことに気づく。
    エッセイと思って読んでたよ。先に著者の『オニババ化する女たち』を読んでいた私は、その元になった“出会い”のエッセイなのかなぁ~、な~んてことを思いながら読んでいた。とくに最後の1篇は、『オニババ化・・』の中に出てくる話ととてもリンクするので、あぁ~そんな出会いがあってあれを書くことになられたのかぁ~なんてしみじみ感じ入ってしまっていたのだ。(^^;) フィクションといってもエッセンスは紛れもなく著者の研究のフィールドワークの中で“出会った本当”だろうということは彼女のノンフィクションの著作を読んでいたらわかるので、不思議な小説短編集ですな。戦争等を挟んで途切れてしまった「女たちだけの智慧」がこうして生きつづけて、こうやって知ることができるって感謝したくなるとともに、世の中ほんとうまくできてるなぁ~っていうか、神様ってほんとイヂワルって思っちゃうよね。(喪失を覚えないと在るということがわからない、闇を知らないと光を目指せない、苦労を味わないと幸せの意味がわからないってやつね。(^^;)) この本の話は、我らもそうだけど、母の世代が読んでも「これを知っていたらもうちょっとうまく子どもを育てられたかもしれない」って感じるだろうな、とも思う。そしてこれから先、女が女を取り戻し自分たちの手で人が生き易いように変えていけるかもなぁ~、って深いものが胎の底に宿るような気分にもなります。
    『オニババ化する女たち』を合わせて読むと尚いいよ。

  • きっと面白いんだろうけれど私はこの人の文章が苦手だった。読み終わる前に売ってしまった。

  • 短編集で、全部「からだ」とかかわっているような話。舞台も日本にとどまらない感じで、大きい枠で人間とか身体について考えさせられる。整理整頓ができないので、そうじする人の出てくる短編がおもしろかった。

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