広報力が会社を救う

著者 :
  • 毎日新聞出版
3.20
  • (0)
  • (2)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 12
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620316130

作品紹介・あらすじ

続発する不祥事と内部告発。広報が素早く対応できる企業・自治体は強い。本書では、企業や行政で広報を担当する人たちが、どうすれば組織を引っ張っていけるかを書いた。特に広報のマネージャーにとって、広報とは何のためにあるのか、広報の果たすべき役割は何なのか、広報はどういう方向に変わるべきかを考える。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 広報ウーマンとして、最低限知っていなければならないこと、
    最低限持っていなけれならない心構えを教示してくれる広報入門書。

    他本が豊富に紹介されているため、「広報」を多分野から見直すことができそう。
    ここで薦められている本は、読んでみよう。



    ■日本という国の変革期
    ①中国(唐)からの文物の導入を中止して、新しい日本の固有の文化の確立を目指した894年の遣唐使の廃止の時
    ②キリスト教とともに押し寄せてきたヨーロッパの軍事的経済的支配を阻止するため踏み切った1639年の鎖国
    ③西欧の工業力と軍事力に追いつくために政治システムを改革した1867年の明治維新
    ④明治維新から140年近く続けてきた欧米へのキャッチアップという「目標」の見直しが必要な今


    ---------

    ■社内報を見れば会社が分かる
    社内報=会社の顔

    ■危機管理広報~危機発生時の広報の大原則~
    ①迅速に、できるだけ多くの情報を提供する。
    ②トップが前面にたって応答する。
    ③情報を一元的に管理する。
    ④取材拒否はタブー、ノーコメントは原則タブー。
    ⑤嘘は絶対につかない。

    ■有能な広報マンになるための条件
    ①性格が明るく、人付き合いが好き。
    ②社内外に人脈ネットワークをつくる。
    ③仕事を変えよう、会社を変えようという気持ちを持つ。
    ④視野を大きく、日々勉強を怠らない。
    ⑤半分会社の立場、半分マスコミの立場で仕事にとりくむ。
    ⑥マーケティングマインドを持つ
    ⑦企業倫理についての正確な認識を持つ
    ⑧プロデューサー型の人材になる。


    …う…私、広報やっぱり向いてないんだな。
    明るくない…。
    人脈も、「広く浅く」より「狭く深く」を好んでしまいます…。

    ■読みたいお薦め本
    冒険する社内報(日本経済新聞社)
    田中角栄の3分間スピーチ(小林吉弥・カッパブックス・光文社)
    プロデューサーの仕事(日本能率協会マネジメントセンター)

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

萩原 誠(はぎわら・まこと)広報コンサルタント、BERC(社団法人経営倫理実践研究センター)主任研究員1945 年鹿児島県生まれ。京都大学法学部卒。帝人株式会社入社。マーケティング部長をへて広報部長。退職後は広報コンサルタントとして、大手企業の広報などに携わる。日本広報学会会員。著書に『広報力が会社を救う』(毎日新聞社)があり、同書は、ベストセラー、有川浩の『空飛ぶ広報室』の参考文献にも挙げられている。

「2014年 『会社を救う広報とは何か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

萩原誠の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×