毒になる姑

  • 毎日新聞出版
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620317571

感想・レビュー・書評

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    あとがきにあるように
    姑というより
    義父母に悩んでいる人のための本。

    義父母に悩む人には役立つかも。
    かなり具体的な対処法が書かれている。
    義父母問題は義父母自身が自立していない、子離れできていないことも原因なのかな、とも思った。



    事例が多いので、
    読み飛ばして要点だけ読むと意外と早く読める




    第一部毒になる義父母とはどんな存在か



    第1章結婚がもたらす三角関係


    毒になる義父母はなぜそういう行動をするのか
    (第7章)

    1自分だけが正しいという思い込み
    違うことは悪いことである
    こうすべきという横暴さ

    2自分は世界の中心だという思い込み
    思いやりの欠如

    3嫁や婿をやっつければ悪魔払いできる
    という思い込み

    4わが子を取られたという思い込み



    ホルモンバランスの影響もあるかも






    毒になる義父母はこんなことをする

    ・粗探し

    (→第2章
     粗探しばかりされると、
     気弱、自信喪失になる。

     外から非難の声を聞いていると
     自分の内からも自分を非難するように。

     すると、
     自分は何もできないとか
     自分の人間としての価値を疑うように。

     ますます人生を支配されることに。)



    ・支配する

    (→第4章

    支配する親は
    子どもにとって何がいちばんよいかよりも
    自分にとって何が快適かに関心がある。)



    ・呑み込む
    (独立した夫婦なのに、べたべた付き合う)


    (→第3章

    愛の絆を高速の鎖へと
    ねじ曲げて子ども夫婦を身動きもできないほど近くへ引き寄せる。

    子どもとその配偶者がいないと、
    人生が完全なものにならないと思っている。
    だから、
    相手の時間や配慮を理不尽に要求する。)



    ・自分の問題を処理できないタイプ

    (→第5章

    親の嗜好や虐待や社会的不適応の程度が
    悪ければ悪いほど、子どもの自立能力は低下。

    子どもが親を救済しようとするのは
    意識的な選択ではない。


    それでもずっと効果的なのは、
    「今ここ」において親と折り合いつける方向に配偶者を支え導いていくこと。)


    ・拒絶する
    (家族の一員として認めない)

    (第6章

    1人の人間としての相手が見えなくなっていて、
    相手に敬意を払うと言う最低限の礼儀を忘れている人)


    配偶者の問題
    ・親に毅然と接しない


    自分自身の問題
    ・もとから自己肯定感が低い、
     親になかったものを義父母に求めすぎるなど



    第2部結婚生活を守る



    誰もが陥りやすい6つの罠

    ①被害者意識

    (今の状況は絶対に変わらない?
    私にはどうすることもできない?
    いつも義父母の思い通りになってしまう?
    義父母は私の人生をめちゃくちゃにしてる?
    私は離婚すべきなのかも?)

    紙に書いて考え直す




    ②過剰反応

    (今言われた事は血も涙も出ないような残酷なこと?
    私の人格を傷つけるなこと?
    私を侮辱してる?
    私に対するいじめ?)

    と問いかける




    ③過剰適応

    (自分の気持ちをないがしろにする
    うまくいかないことがあると、
    すぐに自分のせいだと思う
    嫌なことがあってもってうまくいってるようなふりをする
    感情の抑圧が身体的な症状となって現れる
    人と喧嘩する位なら自分が我慢しまう
    子どもの時からずっと自分を守る術を知らなかった

    このうち1つか2つでも当てはまったら過剰適応者

    対処法は、
    感情を外に出すこと)





    ④自分への非現実的な期待


    (自分さえしっかりしていれば、自分は大人だから大丈夫と非現実的な期待をする)



    ⑤配偶者への非現実的な期待

    (妻は〜すべき、
    相手は〜すべきは非現実的な期待。

    現実的な期待は
    ・安定した夫婦関係を築くには時間と努力と忍耐が必要
    ・自分の気持ちや欲求をわかってもらうための
    新しい方法を学ぶ必要がある
    ・相手が親離れするには時間がかかる
    ・人は今までと違うことをする理由ができるまで
     今までと違うことはしない)




    ⑥義父母への非現実的な期待

    (親の代わりなどの期待を捨てる
    現実を受け入れる
    視野を広げる)



    第12章配偶者を味方につける
    ①あなたの親はこういうことをする
    ②すると私はこういう気持ちになる
    ③それは私たちの夫婦関係にこういう影響を及ぼす
    ④だからあなたにこうしてほしい




    離婚をちらつかせない

    義父母の生い立ちを理解する

  • 友人に勧められた「毒シリーズ」
    「いつか自分が姑の立場になるかもしれない」
    と、思い、読んだことがありますが、
    あまり、内容が記憶に残っていません。
    もしも、その立場になったときに、読み返そうと思います。

  • タイトルの強烈さとは裏腹に冷静に分析、そして具体的改善策を提唱していて凄い。勉強になったし、対人スキルに関する不安が和らいだ。

  • 自分自身の意識を変えることですかね。勇気を出して問題に取り組むことによって、自分自身が成長し、何が一番大切なのかが見えるようになる。どんなことでも、これって大きい!!!

  • 嫁姑問題に悩んでいる方もそうでないかたも。ちょっと困った人とつきあうスキルがつくこと間違いなしです。

  • 『毒になる親』の続編に当たる。
    『嫁と姑』だけではなく、『義両親に悩む人』に一読してもらいたい本。

    目からウロコだったのは権利。
    『義両親を愛さない権利がある』は瑠璃の目を覚まさせてくれた。
    頑張りすぎていた自分を保護しつつ、相手と対話をして対峙させてくれるように導いてくれる本。
    レッスン、陥りやすいワナ等、活用しまくりです!

  • 姑版が有るのには驚きました。

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