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- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620326023
作品紹介・あらすじ
痛んだ者、弱き者、瀕死の者へのいつくしみと、非道な統治への報復。辺見庸が全身全霊を賭けた詩的な蜂起。
感想・レビュー・書評
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詩を読み慣れてる人でないと時々「ん?」って立ち止まることが多そう
個人的にはとても好きでした
「あの黒い森でミミズ焼く」が一番好き詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
言葉が踊っている。「リアル」な感覚で捉えられた、この国にあふれている言葉やこの国で見えてくる情景をそのまま「なぐり書き」で、小賢しい技巧を捨てて(がしかし、その無造作さの中に高度な戦略性を溶かし込んで)書ききっているなと思ったのだ。読み終えて、確かにこのぼく自身の見る光景までも歪んだような気になった。あるいは新たなチャンネルが開かれたとさえ感じ、あらためて辺見の「幻視者」としての資質や聴覚の鋭さ、言葉や異性へのエロティック/フェティッシュなこだわりについて学ぶ。この言葉、「朗読」してみたらどうなるのだろう
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