日本国の正体 「異国の眼」で見た真実の歴史

著者 :
  • 毎日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620326047

作品紹介・あらすじ

私たちは何者か─ 。大ベストセラー『戦後史の正体』の著者が、「外国人の眼」の読解を通じて永遠のテーマに挑む、知的興奮の書。

感想・レビュー・書評

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  • マッカーサーは「日本人は12歳である」というようなことを言ったが、これが正確にはどういうことを言っているのかはよく分からない。その発言の前後の文脈(そういうものがあったとして)や、発言がなされた状況についての情報があれば、内容がもっと明確になるかもしれないし、大して明確にならないかもしれない。ぼんやりしたものなら、それについて考えてもあまり意味がない。この本にある日本人についての記述は短いので同種の問題がある。そこが「日本人論」と言われる議論の多くと違う。

  • ある程度の背景知識がないと、羅列されている資料の面白みが刺さらない

  • 自分の実力の過大評価。根拠の曖昧なまま他国を見下すマウンティング。愛国が声高に唱えられるとき、それはパトリオティズムなのかナショナリズムなのか、それが問題だ。

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著者プロフィール

1943年、旧満州生まれ。東京大学法学部を中退後、外務省に入省。
英国、ソ連、イラク、カナダに駐在。駐ウズベキスタン大使、国際情報局長、駐イラン大使、防衛大学校教授などを歴任。現在、東アジア共同体研究所所長。
主な著書『戦後史の正体』(22万部のベストセラー。創元社)、『日本外交 現場からの証言』(山本七平賞受賞。中公新書)、『日米同盟の正体』(講談社現代新書)、『日米開戦の正体』『朝鮮戦争の正体』(祥伝社)、『アメリカに潰された政治家たち』河出書房新社)、『平和を創る道の探求』(かもがわ出版)ほか。

「2023年 『同盟は家臣ではない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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