- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620326696
作品紹介・あらすじ
58歳の記者がある日突然ヒマラヤへ! 8000mの山を舞台に人生の下り坂に向かう人間の心の移ろいを綴る。毎日新聞の人気連載を書籍化。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
山に挑む人の本を読むのが好きだ。
極限に命をぶつけて得ようとする何かを知りたい、知ることができるかもしれないという期待に応えてくれそうだからか。
さらに、新聞記者をしていた人の文章が好きだ。ストレスなく読めて、この上なくわかりやすく、無駄がない。
この本は、山に挑んだ新聞記者による「ヒマラヤを舞台に一人の人間の心の移ろいをつづったもの」。両方を兼ね備えていて、自分にとってラッキーな一冊。
「登山を介し、それなりの年になった人間が考えた老い、恐怖、死、そして生についての記録」。今、いや昔からかもしれないけれど、そういうものを読むのが好きで、著者の人生とチャレンジ、思考をなぞることができたことが嬉しい。8000メートル級の山に挑むことも、屋久島で宙吊りになって死にかけることも、これからも自分の人生にはないけれど、追体験できる読書は本当にありがたい。
生と死は、もっとこんな風に語られるのが望ましいと、無意味な報道(とも言えない)を目にするたび思う。
著者に感謝。 -
これを読んで触発されて、「よし!私も山に行こう!」という気にはなれないけど前向きになれる内容。
と、思っていたのが前半で、終盤に進むにつれて、藤原さんが挑戦したような標高高い山でなくとも、ハイキングぐらいには挑戦してもいいかもと思えた。
面白そうな本や人の紹介もあり、読んでよかった。 -
ヒマラヤ登山と生き方の話。
好奇心、情熱、失いたくない!
人に興味を持ち続けたいけれど、大人になるにつれ、それすら持てなくなってしまう。
知らずに相手を測ってしまう。
そんな自分は良くないなと感じた。
山は哲学。なぜ登るのか。
この本を読み、私も早く山に行きたい、自然の中で呼吸したいとうずうずしている。
屋久島、ヤクシカ、海岸、あの景色に会いに行きたいな。 -
中身薄い。なのに200ページ以上。
山岳に関する内容は四割程度。あとは筆者の心情、人生観など、どうでも良いことがダラダラ続く。
筆者は毎日新聞の記者。ヒマラヤのダウラギリに趣味の登山で行くために二ヶ月以上の休みが取れる。新聞社員が既得権益のように良い待遇を手放さない。毎日新聞は一度つぶれかかった。
読了30分 -
長々と書いたところで、どんなボタンを押したのか消えてしまい、
再度書く気力がなく・・・
以前こういうことがあり、ブクログさんにお願いして、改善してもらったはずなのに。