- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620326894
作品紹介・あらすじ
20万部超のベストセラー『下流老人』の著者、最新刊。
コロナ禍を生き抜くための具体策と日本がめざすべき社会保障のあり方を提示する。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
『明日は我が身かもしれない』
今の生活を送ることができているのは「運が良かっただけ」と思っておいた方が良いかもしれない。
「自己責任」という言葉を使う人は、自分が「運が良い」とは思わず、明日は我が身とは想像もしないで、不寛容なことを平気で言うのだろうと思う。
今のコロナ貧困が招いた格差社会を理解するなら「運悪く」貧困の状態になってしまった人にボランティアや寄付で力を貸すだろう。最低でも寛容な考え方をして発言するだろう。
コロナ禍は、良くも悪くも人の本質が露わになってしまう。 -
コロナ禍における貧困について、ソーシャルワーカーの藤田孝典が語った一冊。コロナ前→コロナ禍に入ってからの失業率や生活保護者数の増加などから、実際にコロナが原因で 失業された方のコラムなど生生しい内容が多い。特に、非正規雇用と女性の労働環境についてくわしく解説されている(ナインティナインの岡村さんによる「風俗発言」についても深く検証される)。支援・相談窓口についても紹介されており、知らない保障制度なども多く勉強になった。
-
現場で実際に問題解決に取り組む著者が、コロナ禍の今、多くの人に伝えたいことをコンパクトにまとめて語っている。特に第4章は、支援の現場でどのようなことが行われているかが具体的によくわかり、参考になる。
-
国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11503658
-
◎大変な時代になったなぁと、思いました。私は就職氷河期時代なので、よくわかります。コロナ以前から安定感がありません。
-
働く場所がないということが厳しい。お金を配るだけでは限界が、すぐ来る。
-
【琉球大学附属図書館OPACリンク】
https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC08908377 -
筆者が、性産業や女性蔑視などに
ついて言及している第3章が
1番読んでいて考えさせられました。 -
コロナ禍で仕事を失った人に密着したルポルタージュを想像していたが、だいぶ違う内容の本だった。1・2章こそ貧困や格差を取り上げているが、3章は深夜放送で暴言を吐いたタレントを槍玉にあげ、4章は困った時の相談窓口を多数紹介するなど、何が言いたいのかよくわからなかった。
ぼくは、この国はおかしいとずっと前から思っているので、著者の主張には賛同する部分もあったが。