富士山 宇宙への連なり

著者 :
  • 毎日新聞社
3.86
  • (2)
  • (2)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 20
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (104ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620606675

作品紹介・あらすじ

8×10フィルムに刻まれた"神の山"の真髄。大山行男は、30年以上にわたり富士山の撮影だけに専念してきた。自作の超大型カメラを駆使し、変幻自在、刻一刻と姿を変える"神の山・富士"を撮り続けている。多彩な雲、荒々しい山肌、陽光に包み込まれた山頂、人を寄せ付けない樹海、風穴に育つ妖しげな氷柱など、8×10フィルム(200×250mm)に精密に記録された驚異の画像。独学、独行の写真家・大山行男の世界をダイナミックに再現。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • どんな写真でも富士山は美しく気高い。いろいろなアングルの富士山だが、冬の富士山の厳しい美しさがいいね。

  • 地図製作/杉田尚美
    デザイン/中垣呉+大倉真一郎(中垣デザイン事務所)

  • 非常に綺麗で雄大な写真が並べられている。圧倒的スケールと、大山さんの富士山への恋心が伝わってくる一冊。

  • 美しい富士山。
    導かれるように富士山のふもとに移り住んだ著者。
    四季により様々な姿を見せる。富士五湖もあるし、樹海もある。とてもうらやましい環境だ。
    だけど、火山であることも忘れてはいけない。ヘリから撮る荒々しい姿。いろんな表情を見せてくれる。
    個人的には、観測所のドームがちっちゃく映っていたのが良かった。

  • 富士山尽くしの写真集。
    どの写真もとても素敵ですが、お気に入りは夕暮れ時の一枚。
    やさしい緑色に染まる空の下、浮かび上がる富士山のシルエットと、麓に見える町の明かりがとても綺麗です。

  • お気に入りの富士山、みつけてください!(私はp.68がすきです)

  • これまで見たこともない表情豊かな富士の山。明らかに同じビューポイントにもかかわらず、そこにあるのは全くの別物。幻想的であったり、牧歌的であったり、神秘的であったり。むき出しの岩には険しい厳しさがあった。それでも何と言っても一番は美しさである。富士山のまったく未知の表情にあいた口が塞がらなかった。このほか、樹海、洞穴、滝など、富士の懐深くに迫る近写もあり、興味は尽きない。

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

1952年、小田原市に生まれる。
写真家への歩みは19歳で経験した日本各地への撮影行にはじまり、24歳から富士山の撮影に専念。1985年、結婚を機に忍野村(山梨県南都留郡)へ、1990年には富士西麓の富士ヶ嶺(富士河口湖町)に移り住む。
あえて自作のエイトバイテン(8×10)大型カメラを駆使するなど、独自の作風境地を追い求め富士と向き合い続けている。写真集『富士』『富士 樹海』(毎日新聞社)、『宇宙の富士山』『大地の富士山』(山と溪谷社)、『富士山』『富士詩』『富士』(クレヴィス)、『Mt. Fuji カムナビノヤマ』(野草社)など10作を超える。

「2019年 『神さぶる山へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大山行男の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×