ウィーンの都市と建築: 様式の回路を辿る (建築巡礼 13)

著者 :
  • 丸善出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (110ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784621034835

作品紹介・あらすじ

ゴシック、バロックなどの時代様式が民族的・風土的に変形されながら見事に集積するウィーンの都市・建築を様式の回路を辿るように、ていねいに探訪する。ウィーンの魅力とは何か。街に、建築に読者を案内しながら、その魅力が説き明かされる。

感想・レビュー・書評

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  • 難解な部分が非常に多いけど、だからといって避けてしまってはもったいない。
    面白い内容がもりだくさんの本です。

    自分としては古代ローマのことが、他のガイドブックではほどんどないから、ここで詳しく書かれていることを繰り返し読みました。

    ↓藤崎さんも同じような感想ですね。久しぶりにお会いしました。

    (勝手にコピー、藤崎さんお許しください)
     ローマ帝国が東方部族への備えとしての要塞を
    築いた時から(ウィーンにもローマ帝国期の遺跡が
    あります)ウィーンという街の歴史は始まりました。

     この本もその流れに準じて、それぞれの時代
    (やはりメインはハプスブルク家の時代)を代表
    する建築物について解説しています。

     ざっと書き出すと以下の通りです。

     ・シェーンブルン宮殿
     ・ベルヴェデーレ宮殿
     ・シュテファン寺院
     ・その他 

     巻末には「広く芸術文化に関心を持つ人々に
    建築を見る楽しさ、知る喜びを案内するために
    編まれた」と監修者は記しておりますが、専門
    用語のフォローが一切無いため、建築・美術に
    関する知識がない人々(私もです)には不親切と
    言わざるを得ません。

     が、写真・図版が多数(カラー写真だけで43枚
    白黒写真や図版も入れると合計で100点以上はある)
    収録されており、写真集や(旅行に向けての)ガイド
    ブックとして割り切れば、それなりに楽しめる本だと
    考えます。

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