内田繁+松岡正剛が開く-デザイン12の扉: Let’s Open12Doors Toward Design of the 2
- 丸善出版 (2001年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784621048979
作品紹介・あらすじ
本書は、デザインの方へ、デザインに向かって、未知の扉を開くことをねらいとしている。各講師のデザインに対する立場はさまざま。
感想・レビュー・書評
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内田
彼(ドナルド・ジャッド)のかいたものを読むと、作品をインスタレーション(空間芸術)として、つまりは関係のデザインとしてやっていたんだと分かるわけです。物と状況、ものが置かれる環境に関心があったようです。
関係が先にあって、ものが先行しません。
吉左衛門樂
<わび・さび>
平安時代の詫びは消極的で漠然とした負の感情に過ぎなかったが、平安後期、鎌倉、室町となるとうつろい揺らぎ行く世界に価値を見出すという積極的なものになる。論理的に完結した世界からの<ずれ>に、より価値を求める精神が中世の日本に生まれた。
すべてが流動して泊まることのない意識の流れの上に、詫びが成立し、日本文化が生まれる場を形成している。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
資料番号:010378537
請求記号:757.0/モ -
養老孟司氏など12人の知識人がデザインという概念について語ります。具体的な理論の話はあまり出てきませんが、それなりに貫禄のある話が多く視野が広がります。
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桑沢デザイン塾特別講座「デザインの21世紀」の講義の書き下ろし。
デザインやアートに限らず、解剖学(養老孟司)、文化人類学(山口昌男)、など、デザイン制作には直接関わらない分野からの視点、
考え方やデザイン論が楽しめる。
デザインを学んでいる学生には、お進めかも。
いつもに増して、セイゴウ先生が偉そうなのがしゃくに障りました。