森との共生: 持続可能な社会のために (丸善ライブラリー 322)

著者 :
  • 丸善出版
4.00
  • (2)
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 17
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784621053225

作品紹介・あらすじ

21世紀における人類最大の課題は「いかにして持続可能な社会を構築してゆくか」にある。それは、資源循環型の社会であり、環境保全に優れた社会を作り上げることである。その象徴的な問題が「森林との共生」であり、そこには「農山村と都市との共生」、「世界の国々との共生」、そして「次世代以降の人々との共生」等の様々な問題が含まれている。本書では、森林とはなにか、その抱える問題とはなにか、等の基礎的な知識から、森林の保全・管理の方法まで、誰もが共通の知識を持てるように、さらに持続可能な森づくり、住民参加の森づくりの有り方を解説する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • む、難しい...。
    森林と一言でいってもいくつかの種類と段階があるのだ。

  • 森林の役割、機能、そして、その保全について、コンパクトにまとまっている。2000年の刊行で、絶版だが、その内容は色あせていない。
    入門者には、保全技術の部分が退屈かもしれないが、それ以外の部分は、大変に示唆に富んでいる。

    特に、老木、倒木の生物多様性や水・土壌保全に果たす役割の大きさについては参考になった。また、森林保全の問題が政治の問題でもあることを認識した。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1938年京都市生まれ。農学博士。
1963年京都大学農学部林学科卒業後、農林省林業試験場(現在の独立行政法人森林総合研究所)入省。森林の生態と造林に関する研究に従事。研究業績に対して農林水産大臣賞、日本森林学会功績賞を受賞。1999年、森林環境部長を最後に森林総合研究所を退官。社団法人・日本森林技術協会技術指導と青山学院大学非常勤講師を務めた。気候変動枠組み条約政府間パネル(IPCC)がノーベル平和賞を受賞したことに貢献したとしてIPCC議長から表彰される。

主な著書
『枝打ち―基礎と応用―』(日本林業技術協会)、『森との共生―持続可能な社会のために』『森林と地球環境保全』(いずれも丸善)、『新たな森林管理―持続可能な社会に向けて』『森づくりの心得 森林のしくみから施業・管理・ビジョンまで』『「なぜ3割間伐か?」林業の疑問に答える本』(いずれも全国林業改良普及協会) 、ほか

「2021年 『林業改良普及双書No.163 改訂版 間伐と目標林型を考える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

藤森隆郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×