計算力学シミュレーションハンドブック―超ペタスケールコンピューティングの描像

制作 : 日本計算工学会  計算科学振興財団 
  • 丸善出版
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784621082157

感想・レビュー・書評

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  • 様々な分野の大規模シミュレーションの現状と、今後その方面で必要とされるコンピュータの能力について、2009年の段階での状況について各分野の専門家が分担して執筆したもの。

    分野によって、ベクトル演算能力が必要だったり、スカラーやノード間の通信速度が求められるなど、新たなコンピュータに期待する能力は少しずつ違う反面、異なる分野でも根幹の技法には共通する部分が見受けられる点が興味深かった。

    タンパク質分子のシミュレーションに何故スーパーコンピュータが必要なのかこの書物を読んで初めて理解したように思う。うまくいけば、赤潮を引き起こすプランクトンから電力を取り出せるかもしれないというくだりには、期待が持てた。

  • 京がなんために必要だったのか、京より速い次世代スパコンを何故開発しなければならないのか、それによって何が可能になるのか。各分野の専門家が具体的な事例を通して、京によって開かれるシミュレーションの新しい可能性と解決すべき問題点について解説。専門書だが、数式がほとんど無いので素人でもある程度理解出来るはず。蓮舫だけでなくw、多くの方に読んで欲しい。

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