- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784622023302
感想・レビュー・書評
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後年のユングの内的世界への没入は超越さゆえに浮遊させられたままだが、その姿勢と思考の回路は大いに魅せられた。ひとつの事象から得る感受性の豊かさがユングの真髄であり、下手すると滑稽になりかねない言論に説得力を与える。神秘的な概念の理解は難しいが、無意識を鍛えるための意識を無意識に働かせている機能は自分にもあるように思える。その発露はいかなる場面に表出するのか分からないが自分を信じたい。「旅」の章は紀行文として十分に楽しめる。ユングは精神性を形体化するのが得意で、その行程には童心の愉快さがある。かわいい人だ。
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自伝の下巻。
上巻ほどのインパクトは感じなかった。
アフリカに行ったり、インドに行ったり、していて、そこでの経験の記述が旅行記的に面白かったりして。
忙しくて、真剣に読めなかったということもあり・・・。
いい読者ではなかったです・・・ -
BSフジ「原宿ブックカフェ」のコーナー「ブックサロン」で登場。
ゲストの鏡リュウジさんの『人生を変えた一冊』
「僕が10代の時に、自分が好きな占いとか魔法とかそういうものが迷信だと気がついてしまった面もあるんですよね。
ところが、じゃあやめればいいのに、やめられない。自分の中に、2つ自分が居た気がするんですよ。非常に迷信的でマジカルな自分と
合理的というか、お利口ぶってる自分。それがものすごい自分のなかでケンカするんですよね。で、今言った「2人の自分」っていう同じ
テーマが、このユングの自伝に出てくるんです。ものすごい偉い学者であったユングも、同じことで悩んでいて、それで、葛藤をなんとか
するために哲学と侵略を重ねてきた。そういうところがあったので、この本にすごく影響をうけてきたんですね。」
原宿ブックカフェ公式サイト
http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/index.html
http://nestle.jp/entertain/bookcafe/teaser.php -
『ぼくらの頭脳の鍛え方』
書斎の本棚から百冊(立花隆選)15
心理学
ユングのどんな学問的著作より面白い。 -
2011年度ブックハンティングで選書された図書
配架場所【図・3F開架】
請求記号【146.15||JU||2】 -
20/8/31 80