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- Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
- / ISBN・EAN: 9784622046998
感想・レビュー・書評
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四方田犬彦さん、管啓次郎さん、勝手な括りであくまでも個人の感想なんですけど、各々方がお好きであれば興味を持たれると思います。
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写真家港千尋の1989年冬から1994年秋までの旅の記録。革命の息吹が渦巻くチェコスロヴァキア、紛争の最中のユーゴスラビア、テロリズムと監視の目に緊迫する北アイルランド、夏の地中海、上陸作戦から50年を経たノルマンディー。我々は常に多大なメディアに侵され、いかにただ与えられた投影をまるで他者が演じるドラマを眺める観客の如く鵜呑みにしてきたかと気づかされる。対象から距離を測った冷ややかな文面と、僅かな蠢きも見逃すまいと細部まで敏感に俯瞰する注視者としての眼差しが鋭く呼応する。鮮度をそのままに現在をも突き刺してくる。
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本に読まれて/須賀敦子より
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個人的な記憶と、歴史的エピソードのからめ方が巧みで叙情的な、ハートがっちりな一冊でした。
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