獣たちの伝説―東欧のドイツ語文学地図

著者 :
  • みすず書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622048169

作品紹介・あらすじ

マゾッホ『毛皮のヴィーナス』から、ブーバー、カネッティ、ツェラーン「死のフーガ」まで。"狩猟"と"農耕"を鍵語に、東欧の辺境を生きた作家たちを読む。

感想・レビュー・書評

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  • ザッハー=マゾッホ、ブーバー、ロート、ツェラーンなど、東経26度の線に象徴される東欧のドイツ語作家たちの作品を、獣/狩猟/農耕の比喩に注目して読み解く。当然のことながら射程はユダヤ人と強制収容所にまで達するが、必ずしもそれのみに限定されるものではない。

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著者プロフィール

1944年生まれ。東京大学名誉教授。ドイツ文学専攻。著書に『プラハの世紀末―カフカと言葉のアルチザンたち』(岩波書店、1993)、『カフカ―身体のトポス』(講談社、1996)、『獣たちの伝説―東欧のドイツ語文学地図』(みすず書房、2001)、『ツェラーンもしくは狂気のフローラ―抒情詩のアレゴレーゼ』(未來社、2002)、『マゾッホという思想』(青土社、2004)、『ホフマンと乱歩―人形と光学器械のエロス』(みすず書房、2007)、『死のミメーシス―ベンヤミンとゲオルゲ・クライス』(岩波書店、2010)、Toponym als U-topie bei Paul Celan. Auschwitz – Berlin – Ukraine (Königshausen & Neumann, 2011〔本書のドイツ語版〕)、『ボヘミアの〈儀式殺人〉―フロイト・クラウス・カフカ』(平凡社、2012)など。

「2015年 『土地の名前、どこにもない場所としての』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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