更年期―日本女性が語るローカル・バイオロジー

  • みすず書房
4.33
  • (1)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 17
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622071617

作品紹介・あらすじ

更年期=メノポーズ?両者の違いからバイオロジーの地域性を抽出し、それを作り出している文化的・社会的文脈を、日本女性の語りの集積により浮かび上がらせる。医療人類学研究の真骨頂。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 医療人類学の立場から更年期を考えた本。
    「更年期」とよばれる年代や心身の状態というものは、個人差や性差はあるものの、世界共通のものだと思っていた。
    属する文化や地域でこれほど差があるとは思ったことも無かった。
    日本各地の都市、あるいは地方に住み、さまざまな背景をもつ日本人女性のインタビューを丹念に集めて分析し、日本以外の地域の女性のインタビュー内容と比較していて、興味深い。
    やや厚めの本だが、気にせず一気に読むことが出来るし、読んだ後で自分自身についても冷静に考えることができる。

  • 弁護士会の読書:更年期
    https://www.fben.jp/bookcolumn/2005/12/post_948.php

    マーガレット・ロック:Margaret Lock (池田光穂)
    http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/Prof_Margaret_Lock.html

    更年期 | みすず書房
    https://www.msz.co.jp/book/detail/07161/

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1936年生。世界有数の医療人類学者。カナダ・マギル大学医療社会学部・文化人類学部で長年にわたり教育・研究に携わる。編著書多数。邦訳に『脳死と臓器移植の医療人類学』(みすず書房,04)、『更年期』(同,05)、『他者の苦しみへの責任』(共著,同,11)など。

「2018年 『アルツハイマー病の謎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

マーガレット・ロックの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×