革命の社会学 新装版

  • みすず書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (177ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622074014

作品紹介・あらすじ

ポストコロニアル批評の先駆『黒い皮膚・白い仮面』『地に呪われたる者』の著者ファノンが、アルジェリア独立闘争のさなかから発した緊急のメッセージ。人間にとって伝統とは、技術とは、医療とは、個と共同体との関係を変えていくのは何か-植民地解放闘争の一局面には限定されえない思考の広がりが、21世紀のわれわれに訴えかけてくる。

著者プロフィール

1925-61。フランス領マルチニック島で黒い皮膚をしたマルチニック人として生まれる。第二次大戦中、「自由フランス」に志願して参加し、各地で戦った。戦後はフランス本国に学び、リヨン大学で精神医学を専攻して学位を取得、この頃白い皮膚のフランス人と結婚した。1952年『黒い皮膚・白い仮面』を刊行。1953年11月フランス領アルジェリアにある精神病院に赴任。翌年、アルジェリア独立戦争が勃発。戦争初期は民族解放戦線(FLN)の活動を密かに助けていたが、1957年以来病院の職を辞し全面的にFLNに身を投じる。FLNの機関誌『エル・ムジャヒド』に精力的に寄稿するなど、アルジェリア革命のスポークスマン的役割を果たした。1958年には『アルジェリア革命第五年』(後に『革命の社会学』と改題)を発表、そして1961年には、白血病に冒されつつも『地に呪われたる者』をわずか10週間で執筆。闘争の総決算である同書が刊行されてからわずか数日後の1961年12月6日、ファノンは息を引き取った。36歳の若さであった。死後、『エル・ムジャヒド』その他に書かれた文章を集めた『アフリカ革命に向けて』が出版された。

「2020年 『黒い皮膚・白い仮面 【新装版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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