精神医学歴史事典

  • みすず書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622078685

作品紹介・あらすじ

今日の精神医学は、過去半世紀を導いてきた精神分析学の実質的な死と、疾病の理解のためには脳生物学を、治療の主要な有効性に精神薬理学を強調するものへの交代期とみることができる。概念も診断も混乱している今日、歴史上生まれてきた概念の連続性と断絶の諸相は、どうなっているか。たとえば、精神医学がいまだにフロイトに恩恵を受けているものは何なのか、精神薬理学の強調はいったいどこから由来したのか、クレペリンとはいったい何者か、そして、精神医学の総体を知るために、何が必要なのか。本書はその構想から誕生した初めての歴史事典である。
いつ・どこで・だれが・いかにして精神医学についての何々をしたか。近代精神医学が発展していく19世紀以後を中心に、「アルコール依存症」「アルツハイマー、アロイス」から、「ロボトミー」「ロールシャッハテスト」まで、さまざまなカテゴリーや、時代や地域を越えて関連する211の大項目を50音順に網羅する。それぞれの項目は独立した読み物で、相互連関性も行き届き、最近の項目も充実している。巻末には検索に便利な索引1347項目を付す。

感想・レビュー・書評

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  • 医学部分館参考図書禁:WM013/SHO:https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410163407

  • 精神医学の総体を知るために構想された歴史事典。カテゴリーや時代や地域を超えて関連する211の大項目と、検索に便利な索引1347項目を掲載。

  • 南山大学図書館所蔵あり。

    事典。

    いつ・どこで・だれが・いかにして精神医学についての何々をしたか。近代精神医学が発展していく19世紀以後を中心に、「アルコール依存症」「アルツハイマー、アロイス」から、「ロボトミー」「ロールシャッハテスト」まで、さまざまなカテゴリーや、時代や地域を越えて関連する211の大項目を50音順に網羅する。それぞれの項目は独立した読み物で、相互連関性も行き届き、最近の項目も充実している。巻末には検索に便利な索引1347項目を付す。

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著者プロフィール

トロント大学医学部の医学史教授(Jason A. Hannah Professor of the History of Medicine)。1941年イリノイ州エヴァンストン(Evanston)に生まれる。現代社会史を専攻し1967年からトロント大学の歴史学科に加わる。10年後同大学教授、現在同大学医学部精神科教授も務める。初期は家族や身体の歴史をテーマの著書を刊行。その後医学部で基礎医学を学び、本格的に医学史や精神医学史研究を射程に据える。1990年代には精神医学史研究の第一人者となり、今日に至るまで数多くの関連著作を刊行している。

「2018年 『〈電気ショック〉の時代』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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