『パンセ』数学的思考 (理想の教室)

著者 :
  • みすず書房
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (146ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622083054

作品紹介・あらすじ

パスカルの言葉は知っているだろう。「人間は考える葦である」とか「この無限の空間の永遠の沈黙がわたしをおびえさせる」とか。ふだんは、モラリストやキリスト者としての面ばかり語られるパスカル。だがその思想は、徹頭徹尾、数学的思考をベースにしている。『パンセ』から最新の宇宙論やフラクタルへ。理科系の哲学入門。

感想・レビュー・書評

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  • 吉永良正の「パンセ論」
    数学者としてのパスカル、哲学者のパスカル、どちらも魅力あるパスカルとして書かれていた。

  • わかりやすくかつ熱量の高い本。自分がパンセ読んでパスカルいいなと思ったところが取り上げられてて嬉しくなった。
    「これを書く前と書いたあとにひざまずいて祈った」と告げるところ。

  • [ 内容 ]
    パスカルの言葉は知っているだろう。
    「人間は考える葦である」とか「この無限の空間の永遠の沈黙がわたしをおびえさせる」とか。
    ふだんは、モラリストやキリスト者としての面ばかり語られるパスカル。
    だがその思想は、徹頭徹尾、数学的思考をベースにしている。
    『パンセ』から最新の宇宙論やフラクタルへ。
    理科系の哲学入門。

    [ 目次 ]
    テクスト―パスカル『パンセ』より(考える葦(B347,B348)
    永遠の沈黙(B205,B206,B208) ほか)
    第1回 宇宙空間の永遠の沈黙(「考える葦」は日本人の常識?;頭を使えば、それでいいのか ほか)
    第2回 無限大と無限小の中間(無限をめぐる三つの問題;進化というものの見方 ほか)
    第3回 パスカルの数学的思考(読書にも適齢期がある;古典や聖書を読む意味 ほか)

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著者プロフィール

1953年生。京都大学理学部および同大学文学部哲学科を卒業。大東文化大学文学部准教授(哲学・論理学)。サイエンスライターとしても活動。『数学・まだこんなことがわからない』(91年度講談社出版文化賞科学出版賞)、『「複雑系」とは何か』(講談社現代新書)など多数。

「2011年 『神が愛した天才数学者たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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