ランボー「地獄の季節」詩人になりたいあなたへ (理想の教室)

著者 :
  • みすず書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (139ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622083269

作品紹介・あらすじ

「言葉の意味は一瞬である。だが言葉の実在の輝きは永遠である」-天才詩人ランボーの『地獄の季節』は、いまなお最高の「現代詩入門」です。詩人になりたい人へ向けて、この「詩と格闘する詩人の物語」を鮮やかに再現します。詩人の心構え、詩的言語の独自性がまっすぐに伝わる本書で、あなたも実作への扉を開けてください。

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    「言葉の意味は一瞬である。
    だが言葉の実在の輝きは永遠である」―天才詩人ランボーの『地獄の季節』は、いまなお最高の「現代詩入門」です。
    詩人になりたい人へ向けて、この「詩と格闘する詩人の物語」を鮮やかに再現します。
    詩人の心構え、詩的言語の独自性がまっすぐに伝わる本書で、あなたも実作への扉を開けてください。

    [ 目次 ]
    テクスト―「錯乱2―言葉の錬金術」
    第1回 詩がみえてくる(イントロダクション;『地獄の季節』はどう読まれてきたか;『地獄の季節』の現代性;「美」を膝に乗せること―序文のメタポエティック;描写と教訓の否定;「私探し」を超えて―詩人のステータス;「わが無垢のひろがり」;矛盾は矛盾のままに―詩人の言説)
    第2回 詩が狂おしい(愛と詩;「狂気の処女」―詩人と作品との関係;かくもポップなランボー;詩的言語;言い表しがたいものを書く;朝の時間;アナロジーとイロニー;「語たちの幻覚」へ)
    第3回 詩が詩を離れてゆく(自壊のプロセス;渇きと飢え;クライマックスあるいは「永遠」;空無の詩学;「私は架空のオペラになった」;減衰的反復;最後のパフォーマンス;最後の最後まで詩だ)

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    [ 参考となる書評 ]

  • 詩人にはならなくておk、と思いましたけれども、ランボーの何が評価されてるかを噛み砕いて教えてくれます

  • 未読

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著者プロフィール

詩人。1951年埼玉県生まれ。詩集に『特性のない陽のもとに』(歴程新鋭賞)『風の配分』(高見順賞)『ニューインスピレーション』(現代詩花椿賞)『ヌードな日』(藤村記念歴程賞)『薄明のサウダージ』(現代詩人賞)『美しい人生』(大岡信賞)など。大岡信の後を継ぎ、2009年から「しずおか連詩」の捌き手を務める。

「2023年 『しずおか連詩 言葉の収穫祭』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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