隠喩としての病い エイズとその隠喩 (始まりの本)

  • みすず書房
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622083573

作品紹介・あらすじ

「隠喩は…暴露し、批判し、追究し、使い果たさねばならない」みずからの癌体験をふまえつつ、病いにまといつく言葉の暴力を浮き彫りに。ソンタグ円熟期の透徹した文化批評。

感想・レビュー・書評

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  • 病の体験記でなく、社会学的考察。この作者のは大学時代に「反解釈」を読んでいるが当然覚えているはずもなく、読み返したいと思う。

  • 【由来】
    ・Flipboardの「書籍」

    【期待したもの】
    ・未読だけどソンタグ、というのが。

    【要約】


    【ノート】

  • 「サイエンス・ブック・トラベル」から。

  • 病を通して、本来の有り方の思いを馳せるのに最良の一冊。
    老いとの戦いが始まりつつある私、気持ち良く受容出来るよう読み直さなきゃ・・・

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    「「聖書や『共産党宣言』やヒトラーの『我が闘争』の修辞の戦略を読み解くケネス・バーク。バルザックの中篇小説やファッションやレスリングの記号学的な仕組みを読み解くバルト。この二つの批評の範例のもとで、ソンタグは人間の生と死に直接からんでくる結核と癌とエイズの隠喩を読み解くのである。人間の体に起こる出来事としての病いはひとまず医学にまかせるとして、それと重なりあってひとを苦しめる病いの隠喩。つまり言葉の暴力からひとを解放すること、それをめざす彼女の批評は、ここでも啓蒙の動きとなって実現するのである。それは言葉の最もラディカルな意味において健康な批評となるだろう」(訳者あとがき)。
    西欧の文化=権力が病い=病者におしつけてきた不健康な表象を批判し、自らの癌体験をもとに病いそのものを直視した本書は、卓抜な〈病いの記号論〉であると同時に、1980年代にひそかに進行していた一つの知的活動を代表する成果、今なお知的刺戟の源でありつづける古典なのである。
    1992年10月初版 2006年新装版
    ■2012年9月に、シリーズ《始まりの本》版として、新たに刊行の予定です」

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