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- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784622085881
作品紹介・あらすじ
ベストセラー『皇帝の新しい心』につづき本書でも、ペンローズは、人間の脳は単なる計算機械ではないと強力に主張する。それでは意識の働きはわれわれには知りえないのか? いや、意識は断固として科学の対象でなければならない。
従来、脳の活動は古典物理学を用いて理解されると考えられていた。しかし、生物的システムにおいて量子コヒーレンスが演じる役割が明らかになるにつれ、心の探究には、いまだ知られざる方法が必要であることがますますはっきりしてきた。それは古典レヴェルと量子レヴェルにまたがる新しい物理理論なのだ。
さて、シナプスの強度の変化を支配し、シナプス連結の過程を組織化するものは何か。本巻でペンローズは、細胞骨格の微小管の果たす重要な役割に注目する。現在もてはやされているニューロン・レヴェルの記述は、より深い細胞骨格レヴェルの活動の「影」にすぎないというのである。プラトン的世界、物理的世界、心的世界を結びつける著者の壮大な構想が、ここにいよいよ姿を現わす。全2冊。
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