心の影 2――意識をめぐる未知の科学を探る 【新装版】

  • みすず書房
2.50
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 37
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622085881

作品紹介・あらすじ

ベストセラー『皇帝の新しい心』につづき本書でも、ペンローズは、人間の脳は単なる計算機械ではないと強力に主張する。それでは意識の働きはわれわれには知りえないのか? いや、意識は断固として科学の対象でなければならない。
従来、脳の活動は古典物理学を用いて理解されると考えられていた。しかし、生物的システムにおいて量子コヒーレンスが演じる役割が明らかになるにつれ、心の探究には、いまだ知られざる方法が必要であることがますますはっきりしてきた。それは古典レヴェルと量子レヴェルにまたがる新しい物理理論なのだ。
さて、シナプスの強度の変化を支配し、シナプス連結の過程を組織化するものは何か。本巻でペンローズは、細胞骨格の微小管の果たす重要な役割に注目する。現在もてはやされているニューロン・レヴェルの記述は、より深い細胞骨格レヴェルの活動の「影」にすぎないというのである。プラトン的世界、物理的世界、心的世界を結びつける著者の壮大な構想が、ここにいよいよ姿を現わす。全2冊。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 170311 中央図書館
    難しすぎました。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1931年、英国サセックス州コルチェスターに、遺伝学者ライオネル・ペンローズの子として生まれる。ロンドン大学、ケンブリッジ大学セント・ジョンズ・カレッジで数学を学ぶ。ロンドン、ケンブリッジ、プリンストン、シラキューズ、テキサス、コーネル、ライスなど英米の諸大学で教鞭を執ったのち、1973年以降、オクスフォード大学ラウズ・ボール記念数学教授職にある。1972年、王立協会会員に選出される。宇宙論におけるペンローズの定理をはじめとして、物理学・数学の多くの業績があり、王立協会メダル、アインシュタイン・メダル、イギリス物理学学会ディラック賞などを受けたほか、スティーヴン・ホーキングと共同でエディントン・メダル、ウルフ物理学賞を受賞している。

「2016年 『心の影 2 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ロジャー・ペンローズの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×