- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784622089438
作品紹介・あらすじ
アメリカ史上初めて国務長官を務めた女性政治家が語る「ファシズム」復活への警鐘。ナチズムとスターリニズムの脅威を逃れてプラハから米国へと亡命した幼少期、クリントン政権の国連大使・国務長官として対峙したプーチン、金正日らの印象を踏まえ、世界各地で広まりつつある強権体制を個別に分析し、歴史の教訓と実体験に基づく克服策を語る。『NYタイムズ』ベストセラー1位、「トランプ後」を占う必読書。解説・油井大三郎
感想・レビュー・書評
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「民主党」の元国務長官。チェコ移民でナチ迫害が身近にあった過去を持つ方なので、その方面の公平性が無いのは仕方ない。
ソビエト、中国共産党、北朝鮮あたりの自国民への暴虐に非常に甘いと感じる。(著者は北朝鮮訪問時に人権抑圧をほぼ糾弾しなかった)
そのくせトランプの、民族浄化と比べれば迫害の度合いは低い人種的性別的差別を同列以上に強く批判している。
私には民主党こそがアメリカの分断を作っているようにしか思えない。 -
クリントン政権で国務長官を勤めたオルブライトの著書。職業的外交官が敢えて「警告の書」という副題を付けて2018年に出版したものの翻訳なので、期待して読み始めたが、ちょっと期待に沿うものではなかった。
わずか270頁ほどの薄い本の中にムッソリーニ、ヒットラー、スターリン、マッカーシー、ミロシェビッチ、チャベス、エルドアン、プーチン、オルバーン、金正日、トランプを並べ立てて、歴史的な挿話、自分が国務長官として経験したことを並べている。したがって、それぞれの話が圧縮されていて物足りなさを強く感じる。
対象を「歴史認識」に乏しい方々とすれば、少しは有益なのかもしれない。
彼女がこの本を書いた動機は、間違いなくトランプにあるのはよく分かる。
ただし金正日が、会ってみると意外と率直であったという記述には驚いた。 -
「偽情報と独裁者」において言及されていたので読んでみたが、筆者の懸念は理解できるものの、残念ながら内容が散漫でのめり込むことが出来ない。
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現代の世界で起きていることを理解するための信頼できる知性は、同時に未来への指針でもある。
「歴史が教えているとおり、自由というものは守ってやらなければ生き残れないし、嘘というものは暴かなければ止まらない。」p.259 -
【所蔵館】
総合図書館中百舌鳥
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東2法経図・6F開架:311.8A/A41f//K
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