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- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784622090311
作品紹介・あらすじ
「芭蕉このかたこんにちまであまたの先達各位の句集などから、おりおりにこころ惹かれる句々を手控えておこう。そうして日々の思案や感慨の、引きだし役やまとめ役になっていただくのはどうだろう。(…)月々の季節の移ろいにつれて、または継起する天下の出来事に目をみはりつつ、あちらの先達やこちらの知友の名吟佳吟と、いささか勝手ながらおつきあいいただいて三々五々、連れ立って歩いていこう。そこで題して「賛々語々」」
俳句で世語り、街歩き——東日本大震災からコロナ禍の現在まで、「賛々語々」ほか「継起する天下の出来事に目をみはりつつ」著者が綴り残した珠玉のエッセイ。
感想・レビュー・書評
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ご逝去後に編まれたエッセイ集。『俳句世がたり』として先に岩波新書から出ていた連載の続きが第Ⅰ部。続く第Ⅱ部は俳句をたどる街歩き。第Ⅲ部では銀座や上野の今と過去を行き来。追悼文が並ぶ第Ⅳ部の最後に、著者の絶筆『花吹雪』が収められています。人は死んでも、街に漂い続ける。
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