わたしの非暴力【新装合本】

  • みすず書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784622090403

作品紹介・あらすじ

1948年1月30日夕刻、凶弾に斃れた〈マハトマ=偉大な魂〉は、複数の民族主義と言語、原理主義的行動にはしりがちな多くの宗教が入り乱れるインドにあって、あくまでも「非暴力」で祖国をイギリスから独立させ、統一しようとした。その79年の生涯を賭けて。
その理想主義を嗤うものもいた。しかしチャーチルは、大英帝国の版図が音を立てて崩壊してゆくのを目撃する。「たった一人の粗末な白衣をまとった小男にイギリスが敗れた」。
1920年から、死の前日の1948年までの言葉を収める。

「ガンディー——このような人物が、かつて地上に存在したと、およそ未来の世代には信じられぬであろう」(アインシュタイン)

感想・レビュー・書評

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  • 雑誌に掲載されたコラムを集めて本にしたものだから、定義とか実現可能性とかを議論が吟味されておらず物足りなくてリタイア。でも当時のインド情勢がよくわかって面白かった。

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著者プロフィール

1869-1948。モーハンダス・カラムチャンド・ガンディーはインド西海岸の小藩王国の宰相の家に生れる。19歳でイギリスに留学、3年後弁護士の資格をえて帰国・開業したが、生来の内気のために成功しなかった。1893年に商社の顧問弁護士として南アフリカに渡ったが、上陸後まもなく白人の言語道断の人種差別を体験、これが決定的な人生の転機となった。
1915年にインドに帰り、南アフリカでの貴重な体験を生かして、農民争議やエ場ストライキを有利に指導して注目された。1919年にインドにおける最初の大衆非協力運動を開始した。1922年に民衆の不祥事件を理由にこの運動を中止、自らも投獄されたが、彼にあってはあくまでも手段(非暴力)が目的に先行しなければならなかった。1930年にガンディーの「塩の行進」をのろしとして、インドは国をあげて第二次非協力運動に突入、1942年には、「インド撤退要求」を合言葉に激しい対英抗争を展開した。けれども念願した「一つのインド」は実現せず、1947年インドとパキスタンは分離独立した。1948年、狂信的なヒンドゥー教徒の凶弾によって生涯の幕をとじた。

「2021年 『わたしの非暴力【新装合本】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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