欧州住宅政策と日本: ノン・プロフィットの実験 (MINERVA現代経済学叢書 3)
- ミネルヴァ書房 (1996年2月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
- / ISBN・EAN: 9784623025978
作品紹介・あらすじ
19世紀後半から20世紀初頭にかけて台頭したノン・プロフィットセクターは、開発利益のコミュニティへの還元、アフォーダビリティとアメニティの接合という側面において、「住宅改良運動の先駆」としての役割を果たしてきた。こうした欧州住宅政策の動向にわが国も無関係ではなく、1920年代の日本は、ノンプロフィットの導入=実践をつうじて欧州の潮流と「共鳴」していた。本書は、かかる導入=実践過程を綿密にトレースしつつ、1920年代から今日の問題状況を照射し、その克服のための「内在的なモメント」を、われわれの「社会」のうちに「発見」しようとする試み。