近代ヨーロッパの探究 8

著者 :
  • ミネルヴァ書房
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (411ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623035090

作品紹介・あらすじ

本書は、スポーツを複眼的・包括的に理解しようと、近代における歴史的・社会的存在としてのスポーツの個性を多面的に探究していく。第1部では、国民国家形成過程における国民的・民族的アイデンティティの強化や文化を媒介とした国民統合とスポーツとの関係、およびスポーツの階級的性格と道徳的・規範的意味の付与の実態などが問題とされる。第2部では、人びとのエネルギー集積の場としての民衆娯楽や祭典が、権力や権威そして支配秩序との関係において同化ないし周辺化され、あるいは淘汰・解体されていく状況と、それとは逆に独特な共同の時空を生みだすことでスポーツにおける主体性形成の拠点を形成していく状況が論じられる。第3部では、国境を越えるスポーツを巡る国家間の緊張関係と国際政治とリンケージしたスポーツあるいはスポーツイベントのグローバルな展開過程が検討される。

感想・レビュー・書評

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  • 13 身体文化のポリフォニー[池田恵子先生] 2

    【ブックガイドのコメント】
    「ヨーロッパにおける身体の規律訓練の歴史から近代の読み解きを理解する上で恰好の論集。」
    (『ともに生きるための教育学へのレッスン40』68ページ)

    【北大ではここにあります(北海道大学蔵書目録へのリンク先)】
    https://opac.lib.hokudai.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2001000642

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著者プロフィール

1957年、長野県諏訪市生まれ。1980年、早稲田大学教育学部卒業、1985年、筑波大学大学院体育科学研究科博士課程修了、1998~1999年、ドイツチュービンゲン大学客員研究員。現在、立命館大学産業社会学部教授。専門はドイツスポーツ史、協会組織史。

「2023年 『スポーツの近現代 その診断と批判』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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