しぐさの民俗学―呪術的世界と心性

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著者 : 常光徹
  • ミネルヴァ書房 (2006年9月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623046096

しぐさの民俗学―呪術的世界と心性の感想・レビュー・書評

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  • たのしい

  •  「ふうふう」と息を吹くのは、ホコリだけでなくケガレも取り除くときにも使える?
     霊柩車に出会ったら親指を隠すのはどうして?
      「エンガチョ」ってそもそも何?

     息を吸ったり吐いたり、指を組んだり、じゅもんを唱えたり。人がする“しぐさ”には心理的要因が全てではない。民俗的背景もあるのだ。
     小さい時分から両親や祖父母や近所の人から教わり、この先きっと自分や近所の子供に教えることになるであろう、数多の「オマジナイ」。その成立過程や背景の解明を試みた、身近な民俗を学ぶにあたって格好の本。

     こういう“しぐさ”を「迷信」の一言で片付けたりバカにしたりすることは簡単である。では寺社仏閣に詣でたり、お祓いを受けたり、そこで授けていただいた御守を首から下げたり鞄に付けたりすることは迷信ではないのか。寺社仏閣と民間信仰とにあるのは「格」の違いだけで、根底にある「祓い」「厄除け」という呪術の思想は同じなのだ。
     なにより、こういう“しぐさ”はいざという時、とっさの時に行える簡易ながらもちゃんとした呪術なので、とっさにできるほど覚えておけば、急場での精神への負担軽減になるはずである。
     また、創作物の中で時折見られるこうした“しぐさ”への理解を深めるうえでも、役に立つだろう。

  • 未開社会の不思議な風習。でも、当事者にとっては当たり前のこと。

    例えば、貴方の部屋の扉をノックする音が一度だけ「トン」と鳴ったら、気持ち悪くないだろうか。ノックは2回。なぜ2回?
    他にも、鉛筆をアタマとお尻両方から削ることのタブーは、両頭ヘビに由来する?とか、じゃんけんの時に異界をのぞく仕草とか、結局、我々もある種の呪術的世界に生きていることが解り興味深い。
    しかし、その一方で、昔はあったけど今はない風習もあるわけで、色々な事例を考察してみたくなる一冊。

  • 初版:2006/09/20
    第4刷:2006/12/30

  • 2009年度  54冊目  4月12日

  • 驚きと納得、それから「ほんまかぁ?」という疑問や興味を呼び起こす。酒の肴に◎

  • この本に書いてあるようなことを調べて暮らしたい。

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